インド占星術 過去世を覚えている理由は二つある

過去世
04 /23 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
過去世に関する本を読んでいました。それは清水先生が翻訳したラオ先生の本になります。

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 ラオ先生によると過去世を記憶する人は二つに分かれる模様。
1、スピリチュアルな人々。
2、普通ではない死に方をした人々。


 2に関して続きがありまして普通ではない死に方をした人々は前世で例外なく、暴力的な死に方をしている事になります。上記のチャートもその例の一つになります。考えられるケースとしては、事故死、戦死などは全て突然の暴力的な死に方を意味し、サンスカーラが今世に持ち越されてしまう事になる模様。

 上記のチャートで言いますとその当時のインドの世相が重要になります。彼女の生まれは1902年のインドの話になり、幼児、妊婦の死亡率が最も高かった時代だったらしい。1901年当時のインドの識字率は男性が10%、女性が0.5%なので殆ど文盲の国だったようです。

 そしてこの女性は、分娩中に亡くなってしまったようです。その激痛があまりにも酷かったらしく、生まれ変わった時、その記憶を保持して転生してきた模様です。彼女の場合は、過去世を記憶できた理由は、暴力的な死に方をした人々だった事になります。

 サプタムシャを見ると5Lは子供のカラカでもある木星です。木星は12室で月とコンジャンクションしています。アスペクトは、4室、6室、8室に投げかけていますが、マハー月期の時にそれが起きてしまったらしい。ちなみにラーシでは5室と月の関連が見いだせない。やるとすれば、ディスポジターを使用する事になります。この場合は、火星がディスポジターになります。

 サプタムシャの月から見て一番のリスクはどの惑星でしょうか?彼女は1925年に亡くなったと書かれてありました。
Mo-Ra-Me:1925年03月20日(23歳)
Mo-Ra-Ke:1925年06月06日(23歳)
Mo-Ra-Ve:1925年07月08日(23歳)
Mo-Ra-Su:1925年10月07日(23歳)
Mo-Ra-Mo:1925年11月03日(23歳)


 言える事は、月から見た8室に在住するラーフが一番の凶意になってしまう。サプタムシャのラグナから見ると7室マーラカに変化します。ラーシでは月はラーフ軸に飲み込まれているようです。

 ここでも思う事は、真に深い部分はナクシャトラロードに隠されています。
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 この情報はラオ先生の本に書いてはいませんが、月のナクシャトラロードは金星です。これは1室に影響が出た事を意味しています。その金星は、シャタビシャーに在住なのでラーフがナクシャトラロードです。即ち、D7の月から見た8室に在住するラーフです。D1だと7室マーラカを意味しています。ラーフはそれ自体が支配するナクシャトラに在住です。
 
 このチャートの持ち主は「ルッディ」と言いますが、金星が支配するナクシャトラに在住していたのは、月だった模様。金星自体は1室に在住し、7室にアスペクトですが、シャタビシャーに在住し、ナクシャトラロードはラーフでした。

 彼女は、
Mo-Ra-Ve:1925年07月08日(23歳)
Mo-Ra-Su:1925年10月07日(23歳)


 彼女は、Mo-Ra-Ve期に亡くなったようです。ですが、1年2か月後には転生してきたようです。ただ、ルッディがこのような事により亡くなったので彼女の心には「結婚と出産」に関する恐怖が植え付けられてしまったと言います。専門的にこのトラウマを「プールヴァ・ジャンマ・サンスカーラ」と言います。今世では、シャーンティ・デーヴィーとして転生してきたようですが、彼女は、産みの苦しみが忘れられずに結婚は拒否した模様。

 こう考えると過去世を記憶する人の場合ですが、パラマハンサ・ヨガナンダ師みたいにスピリチュアルな生き方をして覚えているケースはともかく、普通ではない死に方をした人々は最大のトラウマゆえの記憶保持なので普通の人は、前世など覚えないで生まれ変わった方が無難な感じがしてしまいました。

 それと事故死をした場合、そもそもが「成仏」できているのかが気になります。特に即死の場合、自身が死んだ事に気づくのでしょうか?このような場合は、必然、普通ではない死に方をした人々なので記憶保持になる可能性が高い。

 日本では殆どないと思いますが、ピストルが蔓延る国の場合、ピストルで殺された人々は、確実に普通ではない死に方をした人々になってしまいますが、記憶が保持されてしまうと残念ですが、壊れた身体の部位も記憶として保持されてしまい、再生するのが難しいのではないかと感じてしまいます。

 昔の日本人は、武士の場合は切腹がありますが、あれこそが、普通ではない死に方をした人々で記憶保持が確定になりつつ、その記憶の固定化は、生まれ変わる時、腹に傷をもって転生する事を余儀なくされてしまいそうです。

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インド占星術 ナディ占星術

過去世
04 /10 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
インド式の占星術には様々あるので奥が深いですが、その一つであるブリグ系のナディ占星術を見ていました。ナディ占星術は、永遠に確かめる事が出来ないですが、過去世や過去に強い占星術のイメージが強い。

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 ブリグ占星術の場合、固定できる惑星があれば特にはアセンダントの特定が不要とされています。ゆえにダシャーなども不要ですが、それでも人生の流れを読み解く事ができるという。

 このカラクリは、カラカとトランジットに鍵が秘められていますが、このチャートの持ち主のアセンダント(ラグナ)は不明です。ただ、前世は獅子座ではなく、一つ前の蟹座に木星がある時に出生したと言います。

・蟹座には水星がいます。彼の前世は貿易商であり、ありとあらゆる財産、家屋、交通手段を持っていた。
・ある日、彼は彼の町にあるラジャ・ラジェスワリの寺院を訪れました。彼は、戸口で笑顔を浮かべている若い女の子を目撃しました。
彼は彼女にとても惹かれ、彼女を誘惑した。
・女神は激怒し、原住民の背中に打撃を与え、背中に暗い印を付けて、次の誕生で悲惨な生活を送るように呪いました。

 呪いのカラカはラーフですが、彼は女神を怒らせてしまったらしい。それによる呪いは今世をダメにしている。何気に神社・仏閣の異性への誘惑は危険な可能性を秘めています。

・ですから、この生活の中で、原住民はわずかな収入と動揺した精神状態でうろついています。
・彼は職業を変えていきます。
・土星はまずラーフに接触し、次に金星と月が水星と入れ替わり、飲み物やドレスを扱ったり、各地で商売をしたりします。

 ナディ占星術の手練れはこのチャートだけでこのような読み方をするとされています。
・寺院での誘惑は、太陽・月・金星が関与しています。
・女神の呪い、激怒は水星・火星・木星が関与しています。

 このチャートに最初にある「一つ前の蟹座に木星がある」ですが、過去世のセオリーの教えとして存在する情報になりますが、ラオ先生の本を見ると四つの情報しかないですが、
・前世は山羊座、今世は山羊座
・前世は天秤座、今世は蠍座
・前世は牡牛座、今世は乙女座
・前世は蠍座、今世は射手座

 見た感じ、近いのが三つあり、一つだけ地で陰の星座という事は似ていますが、前後左右にあるわけではない位置が一つある模様です。ナディ占星術で人生を見ていくと殆どですが、トランジット木星が一番重要視される事になります。それとカラカの関係性でおおよそを読んでしまう。ダシャーなど一切不要の占星術。

 それで当たるのなら凄いと思えてしまう。そう考えるとT木星はチャートを一周するのに約12年かかりますが、今年ですが、もうすぐT木星はN木星の真上を通過する時期を迎える事になる模様。前回は2011年05月08日~になるので約12年ぶりのトランジットになりそうです。

 前回の2011年の日本で言いますと非常に大激震の時期だった事になりますが、それは、2011年3月11日が最悪の日の一つだった事に由来します。前回と今回では、T土星とTラーフ軸の位置関係に違いがあります。

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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。