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とあるチャートを見ていました。つくづく思う事は、マーラカハウスは寿命を削ぐという事です。寿命を削ぐので「死期を知る」手掛かりになります。


　このチャートで4室は天秤座です。4室は母親のハウス。天秤座から見るとマーラカハウスは蠍座と牡羊座。いずれも火星がサインロードになります。蠍座に火星とラーフが在住。牡羊座には多数のアスペクトが働きますが、月が在住。
・蠍座にラーフと火星。
・牡羊座に月。

　母親は2015年11月に死去となっています。
Ma-Mo期 2015年09月(21歳)~2016年04月(22歳)
　火星は2Lでした。一見、自室に在住するので強いと思われますが、度数はMa 0:10なのでゼロ度の惑星になります。月は7H。即ち、マーラカハウスに在住するダシャー期に死去しています。チャラダシャーでは、魚期に死去。魚座から見ると月が2室に在住。魚座から見るとこのチャートのMKは金星ですが7室に在住。

　このチャート自体は、双子座ラグナなのか、蟹座ラグナなのかの境界線上が出生時刻になっていた模様ですが、確定的なのは蟹座ラグナだという事になります。

　KP占星術（KP用のアヤナムシャを使用します）はイベントの判断をサブロードを重視する傾向があります。この火星と月のサインロード、スターロード、サブロードですが

・サインロードは共に火星です。
・スターロードは、太陽だった模様で火星は木星。
・重要なサブロードは共に月だった模様。月とは母親を意味する惑星ですが、4室を1室としたマーラカハウスに在住する惑星時、母親の寿命が削ぐ働きをしやすいので注意が必要になりそうです。

　父親は実は母親より先に亡くなっています。時期は火星ー土星ー土星期でした。D12を見たいと思います。

　父親は9室ですが、魚座になります。魚座を1室としてみると2室は牡羊座。7室は乙女座になります。この場合、乙女座は、バーダカ・スターナになるので脅威が増す事になり、水星も同様であり、バーダカになります。しかし、父親の死期は火星と土星が関与しています。
・火星は2Lです。
・土星は、バーダカ・スターナにアスペクト。

　D1だと
・火星は2Lです。
・土星は7Lのバーダカ水星にアスペクト。また、バーダカは2室にアスペクト。

　何気にマーラカハウスを軽く扱う事が出来ない事をこの二つのチャートが告げています。

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何気にKP占星術の分析を見ていました。この占星術は、影響についてある種の断定が生じるので回答が明確になるケースが多い。

　チャート的には

　結婚生活ですが、あくまでもKP占星術の考え方だと2番目と11番目のカスプをサポートする主要な効果的な7番目のカスパルハウスのための正の星座によって判断される模様。

　このチャートのカスプのサブロードは8、11支配で12室に在住する水星になります。
　ハウスのカスプですが

　確かに7室のサブロードは水星ですが、よく見ると水星は6室と12室のサブロードでもあるようです。7室にとって6室は有害であり、12室は損失を意味するハウスです。その結果、導き出せる回答は、不幸で欲求不満で非友好的な結婚生活を示している模様。

　このようにKP占星術はある種の断定的な分析をしてしまう。

　水星のカスプ自体は

　カスプは、1、6、8、11室を意味します。1室と11室は特にマイナスとなるとは思えないですが、6、8室のカスプは、結婚生活にとってマイナスの星座になる。まぁ、チャート的にも水星は8室を支配して12室に在住で6室にアスペクト。また、6室を支配する敵の火星とコンジャクション。

　7室それ自体の影響はそれを支配する星座に在住のみですが、気づけば6、8、12室の影響がチャートでも確認できる模様。KP占星術とは、ラーシチャートの分析のみで完結してしまう単純化。パラシャラ系の場合は、当たり前ですが、分割図を多用する。

　このチャートのサブロードですが、水星は6、7、12室を担当していました。ナヴァムシャを見ると

　水星は7室を支配して12室に在住。また、12Lで12Hの火星と共に6室にアスペクト。確かに6、7、12室との関連が強い事が読めてしまう。

　ちなみに水星のナクシャトラロードは何か？

　水星のナクシャトラロードは、ラーシでもナヴァムシャでもコンジャクションする火星になっている模様。火星自体は、1、6、11室を担当しており、11番目のカスプ（達成の家）のこの意味は、火星とその同盟惑星のダシャー接続中に分離を防ぐために積極的な抵抗を示しすらしい。

　まぁ、あくまでもKP占星術で見るとナヴァムシャの7室の支配星である水星が結婚生活に一番重要な影響をもたらす事が確認できるようでそれは、結果として不幸で欲求不満で非友好的な結婚生活を示している模様。

　それが分かっている場合は、惑星の処方箋が必要になりそうです。こんな感じでKP占星術は、ある種の決めつけができる技法になります。

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