インド占星術 8Lは生来的グルでも厳しい模様

牡牛座ラグナ
09 /25 2022
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
ニュースで松戸市の小学生が行方不明らしい。
【速報】千葉・松戸の女子小学生が行方不明 23日午前に自宅出たまま 

 人の行方が不明になりやすいのは8、12Lダシャー期とラーフ軸。8室は深刻な事象で12室はラグナ自体が消失するハウス。それとラーフ軸自体が突発的イベントのグラハそのもの。

 事例ですが
ディス
 私の書いたロジックは
・8、12Lダシャー
・ラーフ軸


 このチャートでは
・8Lは木星です。
・12Lは火星で7Lマーラカでもあり、ラーフとコンジャクション。


 このチャートは、ロジック精査を見ると殆ど木星、火星、ラーフとケートゥな感じですが、このチャートの有名な女性が失踪した時期は、木星ーラーフー土星期でした。

 パラシャリシステムで見て
・木星は8Lでディスポジターは7Hの土星。
・ラーフは11Hで7、12Lの火星と合でディスポジターは8L木星。
・土星はマーラカの7Hで6Lのラグナロードと合でディスポジターは11Hでラーフとコンジャクションする火星。


 私のロジックで見るとマーラカの力が抜け落ちていますが、それ以外は、読み通りのダシャーの時期だった事になります。トランジット的にはサディサティより波乱なアシュタマシャニの時期に失踪事件が起きた事になります。

 このチャートをジャイミニシステムで見ても上記と似たような展開になるはずです。彼女は娯楽の休暇中に事件が起きた(ダシャーロード的に水遊びが関与します)のですが、チャラダシャーは乙女座ー水瓶座期に発生でした。乙女座にはラーフ軸があり、このチャートのGKは火星ですが、火星は乙女座から見た7Hに在住。水瓶座から見ると2ー8ラインにラーフ軸がある事になり、8室に土星以外の全ての凶星の影響が出る事になります。

 二つのダシャーで分かる事は、生来的凶星の組み合わせはリスキーな組み合わせです。それにマーラカハウスが関与する時、殺傷力がもたらされる事になる。

 確かに行方不明自体は、8、12Lとラーフ軸を疑えばいいのだと思いますが、「生命の危機」を調べる場合、どの程度、マーラカが関与しているかを精査する必要が出てきそうです。最強マーラカは1室に近い2室です。ジャイミニだと負のグラハであるGKです。

 ただし、タジカシステムは西洋の教えが関与するので非常にユニークなアスペクトやヨーガでチャートを精査する事になりますが、相当ラーシを重視する所に好感がもてる次第であります。トランジットの分析はタジカシステムが勝る感じがします。ディープターンシャが勝敗を分けているように感じます。イベントは、オーブを見る事により分かります。
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インド占星術 対人関係の悩み

牡牛座ラグナ
02 /11 2021
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
本日も色々とチャートを見ていたのですが、対人関係の悩みについて見ていました。

キャプチャ
時期としては、金星土星期の時期になる模様です。
正確には金星土星金星期の時期。

金星は7室(対人)から見ると12室にいる。
7室から見て8室は2室になる。

チャートを見て外さないロジックとしては凶星が多く影響をもたらしているハウスは困難・障害が起きやすいシグナルだという事です。

悩みの場合、8室の関与が最大の悩みになります。理由は知らず知らずの長い慢性的な習慣を8室が司るから。ゆえに8室の関与は慢性的依存をもたらし、それが癖として行為(カルマ)に出てしまう。これは、良い事であれ、悪い事であれ、カルマ(行為)に出てきます。

※この特性を利用して常に神を想いつつ、マントラを唱え続けているとその人自身が神になります。

対人をテーマにするとカーマハウスが重要に思えてしまいました。カーマとは欲望で動いてしまうハウスなので3室、7室、11室になります。

このチャート金星期に悩みの原因になるのはラグナから見た8室、金星から見た3室なのだろうと思ってしまいました。金星は自室維持ですが、惑星のナクシャトラロードを見ると金星の影響があるのは

ラーフはプールヴァ・アシャーダー在住でロードは金星。
木星はプールヴァ・パラグニー在住でロードは金星。

※ロードは行為にダイレクトに関与します。


木星は金星から見ても土星から見ても3Lを支配する。土星から見ると8室在住で8-12室の星座交換がもたらされている。

対人は必然的に自分とは最も遠い人物を意味するので7室が関与しますが、金星や土星から見た7Lはどのような位置関係にあるのでしょうか?

金星から見ると7Lは2室を支配して強い火星で8室にアスペクト。土星から見ると7Lは月で8室在住で2室にアスペクト。

この読みがナヴァムシャでも同じなら悩みの原因を意味しており、外してはいない事を意味しています。
キャプチャ

3室の象意ですが
・精神的傾向、能力、記憶、知性、勉強する傾向、落ち着きのなさ、精神錯乱。
・腕、指、器用さ、適応性、調整、手、喉、肩甲骨、鎖骨、神経系、肺
・通信、コミュニケーション、本、手紙、論文、執筆、会計、数学、プレス
・勇気、堅さ、勇気、勇気、腕前、そして英雄。
・弟と妹、いとこ、親族、カジュアルな知人、隣人、短い旅行。
・手付かずのまたは純粋な食品、食用の根や果物を食べる。
・車両、自転車、バス、電車、または鉄道、ボート、車の旅、ボートの旅。
・噂、うわさ話、ほら話を運ぶ。
・郵便局、電話、テレビ、電信、ラジオ、電気通信、コンピューター、航空便。
・図書館、書店、調停人、メッセンジャー、レポーター、広報担当者、編集者、ジャーナリスト。
・居住地の変更、署名、契約または合意への署名。
・近隣諸国、条約、道端での場所、財産の分割。
・義母の病気
・義父
・友達の子供たち

私ならコミュニケーションの改善を重視したい所です。

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インド占星術 Dhana(富)に関する苦悩

牡牛座ラグナ
01 /14 2021
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
今回は今の時勢を鑑みてDhana()について見ていました。

Dhana()と言っても非常に苦しい衝動的なダナの時期を意味します。
キャプチャ
時期としては、巨額な負債により、破産が迫っているダシャー期です。

象意的に借金は6室です。
6室は、(アルタ)敵、争い、部下、親戚、病気、労働、訴訟、試験、競争、事故、借金、奉仕、腹部、腸 。

また、出費は12室です。
12室は(モクシャ)本人の寿命、突発的、不規則、トラブル、秘密、オカルト、不名誉、罪、精神的苦痛、荒行、ヨーガ、瞑想、死因、生殖器 。

6室、12室のスティラカラカは土星です。2、11室等ののカラカは木星です。
この男性の場合、巨額な負債により、あまりの苦しみ(心労で心の安らぎがありません)により、自殺すら考えている最も苦しい時期です。

そのように感じてしまう時期ですが、ダシャー
MDは土星期。
ADは木星期。

これで分かるのは死を感じるダシャー期は8室が関与してしまう可能性を暗示しています。
ラグナから見て木星は8Lです。
これはマハーロードから見ても木星は8Lです。

ただの8L程度でも「死」を考えると思いますが、死から「自殺」に移行する思考経路はマラカの2室(8室から見た7室)が月と共に関与しているチャートになるようです。

木星、月から見たラーフは何部屋にあるのか?ラグナから見るとラーフは何部屋か?

この場合、カルマの性質はナクシャトラロードを見るとラーフなので衝動になってしまいます。木星も月もナクシャトラはアールドラーです。トランジット的にはTラーフが双子座を通過中のダシャー期の話になります。

この時、双子座のアシュタカヴァルガが弱いと人生が凹む時期になりますが、
双子座のアシュタカヴァルガは23点でした。

ハウスの平均値は28点なので5点も低いハウスになります。ビンドゥ―の23点の意味ですが、心労、痛み、喪失になります。

ここで問題視されるのは、Neechaの逆行減衰。
その水星と木星は、パリヴァルタナヨーガを形成。
ヨガとしては、マハーヨーガになる筈ですが、ケートゥとの合が痛い。

2室と11室は共にダナヨガに関係するハウスです。借金(6室)を見ると土星と木星、火星、太陽、金星という五つものアスペクトが働く特殊なハウスになっています。

この時期を乗り越えるには神は常に最善を知る御方です。
逆にいうと神はその人の善行と悪行も全て知っています。
その御方に助けを求める事が重要です。

神は彼に必ず、良い意味でのインスピレーション(知恵・知識)と助ける人をもたらすはずです。

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インド占星術 ナクシャトラの影響

牡牛座ラグナ
11 /17 2019
親愛なる読者の皆様、今晩は。
ジョーティシュにはナクシャトラがありますが、一番最初のナクシャトラアシュヴィニーです。

アシュヴィニー の シンボル で ある 馬 は、 馬 に 関係 する 事柄 に対する 興味 を 表し て い ます。 アシュヴィニー は 馬 だけで なく すべて の 交通 手段 を 支配 し て おり、 動き や スピード を 大いに 必要 と し て いる こと を 示唆 し て い ます。 アシュヴィニー は 動き・取得・理解 が 速い という 傾向 が あり、 活動 を 始める 力 や 素早い 行動 に 必要 な 意欲 を 表し て い ます。 この 速 さの ため に、 効率 が かえって 悪く なる こと も あり ます。


アシュヴィニーはスピードや素早さに関係するナクシャトラなので4Lや4Hがアシュヴィニーに関係する場合、通常より、車を早く運転する気質になる。端的にスピード狂になりやすい。

キャプチャ
チャートは牡牛座ラグナで4Lは12室に在住する太陽です。太陽はアシュヴィニーの第三パダに在住しています。

彼は車を非常にスピードを出して運転するのが当たり前で高速道路では追い越しまくりらしい。また、彼は歩くのも非常に速いという。

アシュヴィニーに在住する惑星・ハウスにより影響は異なる。
※4Lや4室になると車に関するスピードがもたらされる。
※2Lや2室になると喋る事や食べる事にスピードがもたらされる。
※12Lや12室になると歩く事や走る事にスピードがもたらされる。

インド占星術 5室の支配星

牡牛座ラグナ
08 /05 2019
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
本日は牡牛座ラグナのチャートを見ていました。

キャプチャ
主なテーマは子宝です。
チャートを見ると5室にケートゥが在住です。

5室ケートゥの象意ですが、
この配置は彼や彼女の子供には好ましくない。彼らは人生で困難に直面するかもしれない。また、子供が産まれる可能性にも問題があり、場合によっては中絶や流産につながることもあります。

配置的に12室を支配する火星のアスペクトが5室に働きます。12室の影響により、象意そのままに中絶や流産につながりやすい。火星のアスペクトの怖い所は9室にもアスペクトが働く事。9室はケートゥから見た5室で土星もアスペクトバックでついでにケートゥのアスペクトで凶星から三つのアスペクトが働きます。8室にもアスペクトです。

詳細に見ると5Lは水星で火星と合です。
ナクシャトラロードは共に木星木星子供カラカです。

その木星はラグナから見て12室(損失)、ケートゥから見ると8室(苦悩)に在住です。そのような配置ゆえに悩みになる事がチャート上、ある種の決め事として存在する事になるようです。ジェイミニのPKは太陽です。太陽は土星以外の凶星のジャイミニアスペクトが働いています。

また、双子座に大いなる問題があります。
キャプチャ
2室はマーラカの管轄のハウスで5Lの水星が熱い火の惑星に苦しめられています。この火星はヴァルゴッタマなので影響は強大です。このハウスは陽、風、柔軟星座なので流れやすい星座なのは確実になってしまいます。このような場合の対策は最初にヤグナをやって惑星を宥める必要がありそうです。

インド占星術 力を発揮するサディサティ

牡牛座ラグナ
06 /26 2019
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
KNラオ先生の本を読んでいました。

見ていたチャート
キャプチャ
このチャートで確実なのはトランジットの土星が天秤座、蠍座、射手座を運行中の時期を土星の災厄期と言われています。月は強い木星の守護が働いていますが、土星とラーフに挟まれ、火星のアスペクトが働いています。

ラグナから見て天秤座、蠍座、射手座のT土星のトランジットは6室、7室、8室を意味します。
通常、T土星の3、6室のトランジットは良いと評価されています。
良いとは力を発揮するトランジットを意味します。

このチャートアシュタカバルガですが
キャプチャ
アシュタカバルガのハウスの強さですが、天秤座から順に26点→20点→28点と続くようで蠍座で凹むようです。T土星のアシュタカバルガのハウスの強さですが、天秤座から順に2点→2点→3点と平均点が低い領域を運行している事を意味するようです。

強い土星のアシュタカバルガの評価は26点と2点で良い評価には達していないようです。土星のアシュタカバルガ自体を見ると乙女座から蠍座の領域が全て2点なので弱点の領域そのものです。

点数的に
乙女座は23点と2点
天秤座は26点と2点
蠍座は20点と2点。

言える事はかなり弱い事が読めてしまう。このチャートの持ち主はKNラオ先生の本によると1983年6月11日に亡くなっています。その時のT土星はどこを運行していたかというと天秤座を運行中でした。天秤座は26点と2点で最も弱い二つのハウスに挟まれていました。

このような時期に重要なのはダブルトランジットの数値です。
1983年6月11日、T土星は天秤座を運行中、T木星は蠍座を運行中でした。

T土星の天秤座は26点と2点
T木星の蠍座は20点と4点。

木星のアシュタカバルガは平均の4点でしたが、最も低いハウスのアシュタカバルガを運行中でした。アシュタカバルガの本領はラグナと言われますが、ラグナの強度は37点もあり、最強クラスに匹敵し、もっと凄いのは最強マーラカの誉れ高い2室が40点で完璧に最強のハウスとして君臨しています。

このチャートの持ち主は1983年6月11日に亡くなりましたが、生まれた時期は1955年8月26日です。

端的に27歳の非常に若い時期にお亡くなりになってしまったことを意味します。
言える事は土星の災厄期=サディサティは侮れないのかもしれません。

最強の相性の牡牛座ラグナですらこの結果です。
常にアシュタカバルガの強度は精査すべきなのかもしれません。

インド占星術 サディサティの影響

牡牛座ラグナ
05 /13 2019
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
海外のサイトを見るとサディサティには一目置いている事が容易に理解できます。

例えばラーシチャート
キャプチャ
チャートを見ると金星が支配する牡牛座ラグナになります。
この方は現在、サディサティの前厄に位置しています。

前厄とは7年半あるサディサティの期間中の最初の2年半の期間をT土星が通過中だという事を意味します。このチャートにはムーンラーフドーシャが人生に経済的な問題を伴う浮き沈みをもたらしているようです。

今現在、太陽ー月期で失業中です。
太陽から見て月は10Hです。太陽から見た10室は射手座ですが、射手座から見ると月は8L中断を支配する惑星でラーフは突然の変化をもたらす惑星です。

改善策としては、
※ 凶星にはいつでも最強の効果をもたらすハヌマーンチャーリーサを唱える事により、サディサティの影響を最小にする。
※ 月の強化の為に2面のルドラクシャを使用する。
※ ラーフの悪影響を打ち消す為にボランティア活動に従事する。特に食事のボランティア活動が機能する。
※ グリーンオニキスを着用する。


端的に凶星へのマントラはいつでもハヌマーンチャーリーサが効果をもたらすようです。それとインド人はルドラクシャと宝石をワンセットに考えています。ただし、どちらも菜食の方に機能し、アイテムを着用しても普通に菜食以外の食事を食べている場合、効果は半減します。それといつでも奉仕活動はその人の善の力を輝かせる力が生じる事になります。

凶星の悪影響はアートマ(真の我を意味する真我)を包む五つの鞘である食物鞘の改善から始める事になるので必然的に飲食物には細心の注意を払う事になります。

ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。