インド占星術 射手座の土星とアラクシュミー女神

山羊座ラグナ
10 /16 2019
親愛なる読者の皆様、今晩は。
今日は何気に射手座土星を見ていました。

キャプチャ
チャートは思いっきり超大富豪のチャートなのですが、12室に在住するマハー土星期が始まるまでは全てが順調だった模様です。射手座は落差をもたらすラーシで名高いですが、ラグナロードが12Hのダシャーにより、超大富豪が富豪程度のレベルにまで富の減少がもたらされた事になるようです。それでも富自体は相当ありますが。

超大富豪とは世界レベルを意味するのですが、射手座から見てドシュタナが充実してしまうと何もかもが損失に傾いてしまうのでしょうか?

12室は損失をもたらすハウスですが、このチャートは異常なまでに11室への絡みが強い。11室への絡みが強いからこそ、超大富豪に上り詰めたのですが、ラグナロードのダシャーと共にどうにも滑り落ちてしまう富の流失。

この12H土星
ナヴァムシャでは5室在住。
ダシャムシャでも5室在住です。
5室とは10室から見ると8室を意味するハウス。

ただし、ナクシャトラをちらっと見れば土星アラクシュミーの支配下にあるので物質的繁栄から遠のくのは仕方のない事なのかもしれません。繁栄の女神であるラクシュミーの対極がアラクシュミー女神様です。

インド占星術 5室と9室

山羊座ラグナ
08 /07 2019
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
日本でも海外でも最も多い質問内容は結婚職業です。

これがどう見ても二大質問です。職業の場合で考えると色々書いてあるのですが、職業の変化は誰もが気になる所のようです。

私は実例主義者なので
キャプチャ
その人の話によると「ここ数ヶ月、職場の特殊事情(再編成、レイオフなど)で仕事のことがとても心配です」となるようです。端的に不況による操業短縮などの際に、企業が労働者を一時的に解雇や再編成状態なので自分も巻き込まれてしまうのではないかと戦々恐々としているダシャー期らしい。日本ではなく、インドの話です。

日本の景気動向は日々、為替、株を見ているので詳細に分かりますが、8室トランジットの影響がモロに悪く出ている事だけは確かです。特に為替は円を強めています。

話の続きでそもそもですが、職場の変化はどのようなロジックで動くのでしょうか?この方のダシャー期がその答えを教えてくれるかもしれません。

今、現在、この方のダシャーはラーフー金星期です。プラティは火星期。
このチャートでラーフと金星が働くと戦々恐々の状態や再編成、レイオフに巻き込まれる事になるようです。職場の先読みが出来にくい環境が形成されるようです。

ラーフは9室に在住で7L太陽と接合。ディスポジターは金星。
金星は4、9Lで8Hです。1、12Lの土星と接合し、5、8Lの水星と3、10Lの火星のアスペクトが働きます。

ラーフも金星もどうやら共に9室と強く関りがあるようです。
9室は10室から見た12室のハウス。

ちなみに仕事の変化は主に5室、9室が可動します。
9室は10室から見た12室。
5室は10室から見た8室です。

これにトランジットが一致すると職場の変化を余儀なくされる事になります。このチャートはダシャムシャなので実際にはラーシとトランジットの精査が何より重要です。

アシュタカバルガの強度を見ると
キャプチャ
アシュタカバルガは主にハウスの落差を見た方がいい。
また、アシュタカバルガは断言しますが不完全です。

即ち、ラーフ、ケートゥの影響が加味されていない欠陥システム。
あちらでは簡単に看破されています。

それでもハウスの落差は見ていても機能しやすい傾向がある。

蠍座から射手座の落差が8点は大きい。
そこから24点、25点は低空飛行でこれだけでT土星は5年も続く。
土星は4点、3点、2点、1点と続くのは持続力が弱くなってしまう。
木星は今のサソリからだと3点、4点、6点、5点、4点なので早く射手座に移動した方が守護が働く。

インド占星術 外国でのビジネス

山羊座ラグナ
07 /13 2019
親愛なる読者の皆様、今晩は。
最近はほぼ海外サイトを徘徊していますがそのサイトに
特に外国でのビジネスがうまくいくかどうか教えていただけますか?」という質問が書いてありました。

これってダシャムシャD10)だとどうなっているの?
となりますが、ラーシチャートのラグナは蠍座です。

その為、10室の支配星は獅子座を支配する太陽です。この10L太陽ダシャムシャD10)の場合、海外を見ているのかどうか?逆に言うと海外とはどのハウスなのかが分かる事になります。

D10チャート
キャプチャ
チャートを見ると太陽は6室に在住し、12室にアスペクトしていました。
現代は12室を海外と判断しています。昔は遠方の9室を重視していた感じ。

また、10室から海外を意味するケートゥが太陽にアスペクトをしています。仕事のハウスの10室にはラーフ・ケートゥの影響があるようです。

12室自体は太陽、ラーフ、12Lの木星のアスペクトが働いています。どうやら12室が海外、ラーフ・ケートゥも海外を意味する事が示唆されているようです。だから、ラーフとケートゥの象意に外国人やアウトカースト、外国での生活などがあるのだと思います。

インド占星術 ナヴァムシャダシャー

山羊座ラグナ
05 /18 2019
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
ナヴァムシャダシャーを見ていました。

サチン式に多少の改良を加えて使用しています。
ダシャーも慣れると独自に機能するように使用する事になります。
キャプチャ
このチャートの女性が結婚したのが2004年12月6日でした。最初にサチン式で計算したのですが、結婚時期が「?」になったので改良した次第です。

ジャイミニで最も結婚に重要なカラカはDKです。このチャートのDK結婚のカラカでもある金星です。その為、金星がどうしても結婚に絡まないと「?」となってしまう事になります。金星自体がヴァルゴッタマでもあるのでDKの要素が非常に重要になります。

2004年12月6日のナヴァムシャダシャーは蠍座ー牡羊座期になりました。マハー蠍座にはDKのアスペクトがあり、アンタル牡羊座にはDKが在住し、DKNでもあります。

このチャートの女性はどうしても子供が出来にくい体質のようです。その為、どうしても子供が欲しい為に様々な治療をしたようですが、子供が出来ないようです。最初の流産は2016年10月に起きています。

この時期のナヴァムシャダシャーは水瓶座ー牡羊座期でした。このチャートのPKは土星です。水瓶座から見た5室には流産をもたらす火星が在住し、PKは12室に在住しています。牡羊座から見た5室の獅子座にはケートゥが在住し、土星のアスペクトがあるようです。

次の流産は直近で2019年3月でした。ダシャーは水瓶座ー双子座期でした。双子座から見た5室にラーフとケートゥのアスペクトがあり、PKが8室に在住している配置でした。D1を見たのですが、5室が弱いというより、5室から見た5室の9室に深い凶星の影響が入る配置になっていました。

インド人が神々を宥めるプージャと並行して医学的治療にも手を出しても子宝が授からない場合、過去にどのようなカルマがあるのか知りたい所ですが、基本的に身体を痛めると生命を得る事が難しくなる傾向が出てきます。それと最後はグルの恩寵次第になります。

インド占星術 ナヴァムシャ

山羊座ラグナ
05 /16 2019
親愛なる読者の皆様、今晩は。
本日はナヴァムシャダシャーを見ていました。

端的にサチン式が機能するのか「?」と思ってしまうこの頃です。

D9チャート
キャプチャ
チャート的に天秤座ー射手座期に流産したという。
チャート的な本の説明はPKは火星ですが、火星が傷ついているという。

ジャガナータホーラの場合、流産した時期は獅子座ー牡牛座期になります。
獅子座から見た5室の傷、牡牛座から見た5室にPK在住ですが、他の凶星の影響で厳しさがあり、その結果が流産に繋がります。

サチン式のダシャーは支配星の配置次第。1年というマハーダシャーがない不思議。ジャガナータホーラのダシャーはマハーダシャーが9年一択式。

マニアな内容ですが、ナヴァムシャが確かなモノになるとかなりの確率で出生時間の精度が高い事が証明される事を意味します。

インド占星術 チャートの連動性

山羊座ラグナ
05 /15 2019
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
本日は山羊座ラグナのチャートを見ていました。

ラーシチャート
キャプチャ
チャートを見ると土星が支配する山羊座ラグナですが、チャートには血筋の行為が描かれているという事がホロスコープの前提になります。

この場合、父親9室になります。
山羊座から見て9室は水星が支配する乙女座になります。

乙女座には逆行する木星が在住しています。
太陽父親のカラカです。
ジャイミニで父親BKです。このチャートのBKは9L水星です。

このチャートの配置が正しい場合、父親の生誕すら、精密にダシャーに出ている事を意味します。
父親の生誕は1948年9月20日です。

父親が生まれたダシャー期は木星(9H)-水星期(9L)でした。
木星は太陽BKから見た9L金星のアスペクトがありました。
太陽から見た9L火星のアスペクトもあります。

乙女座から見ると12L太陽(海外)と9L金星(遠方)が7室魚座に在住していますが、父親は国籍の違う美しい女性と結婚しました。

山羊座は極寒の寒いハウスとウッタラ・アシャーダ事件

山羊座ラグナ
03 /15 2019
親愛なる読者の皆様、今晩は。
本日は高倉健さん絡みで「八甲田雪中行軍遭難事件」を調べていました。

八甲田雪中行軍遭難事件(はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん)は、1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件。訓練への参加者210名中199名が死亡(うち6名は救出後死亡)するという日本の冬季軍事訓練において最も多くの死傷者を出した事故であるとともに、近代の登山史における世界最大級の山岳遭難事故である。

ここで出てくるのがジョーティシュです。
イベントチャートでそのような事象が出ているのかどうか?
ちなみに生き残った人も殆どの方が凍傷で手足を切断しています。

それ程悲惨な事故だった事を意味します。ここに出てくる鍵は「悲惨・事件・事故」等になるので8室がどの程度機能しているのかという事になります。また、調べれば分かりますが、この事件は指導者(上官)の采配ミスによる人災事故です。識別力が正しく機能しなかった事を意味します。

情報では以下になっております。
1902年1月23日午前6時55分に青森歩兵第5連隊は青森連隊駐屯地を出発」なのでこの時間のイベントチャートを作成しました。
チャートを見て驚きました。

キャプチャ
チャートは土星が支配する山羊座ラグナで1室で実惑星集中状態になっていました。この惑星集中には6L水星、8L太陽、12L木星のドシュタナ支配が全て含まれており、ラグナロード(土星)の行き着く先はあの世(12室の射手座)になっていました。1室と12室で星座交換がおきていました。

相変わらず、ジョーティシュの凄まじさに驚いてしまいます。
月ラグナ(双子座)で見ると見事に最凶8室で惑星集中。

ディスポジターの水星は二つの凶星に挟まって万事休すを示唆しています。
八甲田山の映画では

北大路さんの台詞「天は我々を見放した」が当時の流行語になったといいます。山羊座は土星が支配する陰で地の可動のハウスですが、このハウスが最も寒いハウスだという事をこの事件が明確に示唆しています。極寒のハウスが山羊座。

事件の拡大の原因は色々とあるとは思いますが、私はナクシャトラの支配星を見ていました。
キャプチャ
アセンダントを含めると10のナクシャトラの支配星がありますが、8L太陽が支配するナクシャトラに四つも在住惑星があるようです。

ここで大事だったのがアセンダントとラグナロードとラグナロードと星座交換する木星ですが、全て太陽が支配するナクシャトラに在住でした。特に木星と土星はハウスは違えどナクシャトラの支配星は同じだった事になります。この事件はある種、ウッタラ・アシャーダ事件なのかもしれません。

また、月こそが全てのカルマの鍵ですが月のナクシャトラはプナルヴァスでした。という事は8室に減衰して在住する木星です。この木星は事故の8室とマーラカ7室でナクシャトラ繋がりの星座交換をしています。

ウッタラ・アシャーダ領域で射手座26°40′~山羊座10°00′
Sa 27:47 AK
Ju 4:02 DK
Asc 7:37
Su 9:29 GK

この場合のウッタラ・アシャーダ事件の犯人は8LでGKでナクシャトラの狭間に在住する太陽。

私はわざとラーシチャートしか取り上げておりません。他の分割図はイベント情報を載せていますので読者の皆様がご自分で作成して色々と精査して見て下さいませ。このチャートの教訓はやはり「8室が目立つ」タイミングは動かない事です。

おそらくですが、水星が太陽と火星に挟まれておらず、火星とオーブが近くなく、離れていればこれ程識別力が狂わされる事はなかったと思います。

ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。