インド占星術 再生

神秘学
11 /12 2022
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
占星術関連のサイトを読んでいると出てくる言葉が「再生」です。再生とは輪廻転生を意味します。この輪廻転生に関する様々な疑問なのですが、

Q、人間が生まれる原因は何か?
A、答えはカルマ(行為)の影響。

 非常に単純ですが、そうなる模様。

Q、カルマには何種類あるのか?
A、三種類ある。良いカルマ、悪いカルマ、混合するカルマがある。

 カルマは三種類で分類できる模様。

Q、最も重要で神秘的ですが、死んだ私たちはどのように生まれ変わるのか?
A、積んだ功徳に応じてこの世から別の世へ、一つの誕生から別の誕生へと移動するのは、リンガ デーハです。入り口と出口を持っているのは有限なるリンガ デーハ。

 輪廻は、リンガ デーハが関与する。これに関する説明ですが、リシ(聖仙)によると人間には三つの体がある。それは、ストゥーラデーハ、スークシュマデーハ、カーラナデーハになる。

・ストゥーラデーハ(粗大体、所謂肉体)
・スークシュマデーハ(微細体、これがリンガデーハ)
・カーラナデーハ(原因体)

 大概の日本人の場合、生まれていずれは寿命が尽きて肉体の動きが停止する。端的に「死」を意味しますが、その肉体は、燃やされて消滅しますが、ストゥーラデーハが死んでも生まれ変わりの原因であるスークシュマデーハは死んではいない。このリンガデーハは、積んだ功徳に応じてあなたや私を別の誕生へ誘う事になる。

 聖者は、確実にカルマは三種類と言うのですが、占星術の学者的には四つある事になる。

 それは、
1、サンチタ・カルマ
2、プララブダ・カルマ
3、クリヤマナ・カルマ
4、アーガマ・カルマ
 カルマで言える事は、非常に複雑なのは確実なのである。

 最後に
Q、輪廻転生から脱したいと志す人々の障害は何か?
A、それはアシュシャドヴァルガ(6つの敵)である。カーマ、クローダ、ローバ、モーハ、マダ、マーツァルヤになる。占星術には、圧倒的な吉凶のロジックがありますが、それは
・3室・6室・11室の支配星は凶星になります。

 カーマとは、欲望を意味し、3室が関与する。クローダとは、怒りを意味し、6室が関与する。ローバとは、貪欲を意味し、11室が関与する。まぁ、これらのトリシャダヤ・バーヴァが輪廻転生の障害になるのは言うまでもないと思いますが、カリユガの時代は、特にローバの強さを求める傾向がある模様です。米国のクンダリーはその見本そのものです。

インド占星術 人生の目的

神秘学
06 /02 2022
 親愛なる読者の皆様、今晩は。
とある教えを読んでいたのですが、そこには「人生の目的」が書かれてありました。

 それによると人生の目的とは、真我アートマ)を理解する事、あるいは別の言葉で言うならば、個人の魂(ジーヴァ)の基部を理解する事にあると言います。それを理解すると聖仙(リシ)と呼ばれるようになると言います。

 ここに出てくる真我アートマ)ですが、ジャイミニ的にはAK(アートマカラカ)がありますが、これは、7つか8つに分ける事が出来るとされていますが、この場合、個人の魂(ジーヴァ)は、それぞれの魂の流れにより、違う事になりそうですね。その根幹をなすのが、トリグナとパンチャブータだと思われます。

 偉大なる聖仙であるパラシャラ仙によると人間には4種類の人間が存在するとされています。これは、完全にトリグナの性質の差別化になります。AK(アートマカラカ)的に考慮するとタマス優位の人とは、土星か火星がAK(アートマカラカ)の可能性が高い。ラジャス優位の人々は、AK(アートマカラカ)が水星と金星となり、一番最高のサットヴァ優位の人々は、木星、太陽、月がAK(アートマカラカ)になる可能性がありますが、変化により、上下動が起きる事になります。土星か火星は最高でもラジャス優位までしか変化しません。金星と水星は、サットヴァ優位まで上昇する可能性があり、逆に木星、太陽、月の場合は、ラジャス優位に降下する可能性が出てきます。中にはトリグナのバランスが同じ人々も存在するとされています。

 インド由来の惑星は全部で9つありますが、残りのラーフとケートゥは端的に土星か火星のように振る舞うとされるのでトリグナ的に行き着く先はタマス優位のエネルギーを意味する事になります。それゆえにトランジットなどを日々見ていると分かりますが、凶星同士の繋がりはどうしても「負の連鎖(タマス優位)」がもたらされる事が予測されます。

 全てはトリグナのバランスですが、このバランスが、パラシャラ仙も指摘していますが、大概は、三つ の グナ の うち 他 の二つ よりも 優越 する[ グナ]、 それ が 優勢 で ある と 言われています。日本語的に「優勢」なのですから、他のグナも存在しているのですが、一つのグナが圧倒している場合、他の二つのグナは一つのグナに支配されるような状態に置かれてしまうようです。

 もう少し専門的に書きますと人生の成就は、真我が神我として顕現する事(アートマ サークシャートカーラ)にあります。ここで出てくる最大の障害がヴァーサナーです。この顕現を得るには、ヴァーサナーが全くない状態でなければないという事になります。真の意味での解脱とは、そうしたヴァーサナーによる束縛がない事を意味しています。ここにある束縛こそが輪廻に繋がる種になることを意味しています。トリグナとは、束縛の種類の違いを意味しています。最上のサットヴァですら束縛のエネルギーを意味します。

 ヴァーサナーとは、過去世から持ち越してきた潜在的傾向や衝動を意味しています。

インド占星術 カルマとは何か?

神秘学
12 /16 2021
 親愛なる読者の皆様、こんばんは。
聖典を読んでいたのですが、「カルマとは何か?」と書かれていました。

 その回答ですが、カルマとは私たちが行う行為です。カルマ=行為になります。カルマは、人間の誕生と、この世での生と、最終的な死の原因です。まさに人間の生はカルマ次第です。カルマがなければ人生があり得ません。まさに世界の基盤はカルマです。ですから、誰もが必ずカルマを為さなければなりません。行為=カルマに応じて結果は生じます。誰も自分の行為の結果から逃れられません。カルマとは、自分の体の四肢で行う行為を意味するのではありません。呼吸のプロセスでさえ、カルマを形成します。食べる事、飲む事、歩く事、座る事ーすべては人間が行う行為の様々な形態です。ですから、自分の様々な行為の結果を知ることは不可能です。私たちは行為を行う前にカルマの本質について調べる必要があります。

 サンスクリット語でこんな言葉があるようです。
マナフ エーヴァ マーヌシャナム カラナム バンダモークシャヨー

 意味は日本語で、心は人を束縛する原因であり、解脱させる原因である

と言われているようですが、心(マナス)とは何でしょう?心は単に欲望の束です。縦糸と横糸で織られた欲望の束です。その中にジャンマーンタラ・サムスカーラが存在しています。ジャンマーンタラ・サムスカーラとは、数多くの前世で身につけた傾向(ヴァーサナ)を意味しています。ヴァーサナはある種の習慣ですが、それは輪廻しても繰り返される事を意味します。繰り返しで一番やばいのは自死です。これすらも繰り返されます。仮に自死しても心(マナス)は欲望の束なので死なないのです。死ぬのは食物の鞘と生気鞘のみで心気鞘は死にません。この心気鞘が束縛する原因です。パンチャコーシャ理論です。

 Jyotish (Vedic astrology)はやたらに心(マナス)を重視しますが、上記にある「マナフ エーヴァ マーヌシャナム カラナム バンダモークシャヨー」なら当たり前の話になります。また、そのマナスは欲望の束です。心を破壊するには、欲望をどうするかという事になりますが、(マナス)に巣くうやばい6つの敵こそが生来的凶星の元凶です。私たちは、悪いことは凶星のせいにしていますが、真実は、マナスに巣くうアリシャッドヴァルガ(6人の敵)にあります。

 その中の一人の大敵がクローダです。これは非常にやばく、本質的な戦争の原因です。クローダとは怒りです。怒りのカラカは火星です。

 何気に本日の記事は、クローダネタだったのですが、ここまで引っ張ってしまいましたが、怒りは火星を精査する必要があるようです。いろいろとみますと火星は、人の怒り、表現、気持ちの表現、感情などを支配しています。ホロスコープの中で、以下のような怒りの問題を示すことがあるようです。

1、火星がアセンダントまたは個人的な惑星(太陽、月、水星)を苦しめている。
は、エゴの問題、間違った分析などを示します。
2、火星が生来的凶星(土星、ラーフ、ケトゥ)に冒されている
は、愚かな怒り、ドラマ、ゲーム、極端なこと、などを示します。
3、逆行する火星(怒りを正しく表現できない、またはわからない)
4、衰弱をキャンセルせずに衰弱している火星(すべてに苛立ち、泣いている)
5、火星は月、金星、水系のサイン(泣く、ドラマ)を患う。

 
 見ると3の逆行する火星は日本の建国図の火星です。4の衰弱している火星自体は中国の建国図の火星です。

 違うネタを読むと
アセンダント、月と太陽から - 彼らは燃えるようなサインである場合、それらから2Hと3H、燃えるような惑星に関連付けられている - 火星は怒って気性を示しています。この怒りの側面では、火の星座が重要です。

 全てにおいて火星や火の星座が重要らしい。

火星に注目し、例えば天王星などの惑星と作るアスペクトは、短気なことを意味するでしょう。火星と月のアスペクトは、感情の爆発を表します。火のサインにある火星は、牡羊座が最も怒るのが早く、より気性の荒い人である。

・火星と天王星などの惑星と作るアスペクトは、短気なことを意味する
・火星と月のアスペクトは、感情の爆発を表す
・火のサインにある火星は、牡羊座が最も怒るのが早く、より気性の荒い人

 火星はアグニ元素です。それも利己性の強いアグニ元素。太陽もアグニ元素ですが、純粋性が強いので公正が維持されたりします。ケートゥのアグニ元素が一番厄介です。すぐに分かるのは「切断」される事。それが喪失に繋がる火元素の影響です。火星のアグニより10倍はやばいとされています。

 火星は怒りの象徴であり、それが衰弱していたり、木星のアスペクトがなく敵と一緒に配置されていると、怒りの問題を示すようになります。

・火星に木星の保護があると緩和される。しかし、敵とあるので敵の惑星か、サインに在住する場合、怒りの問題を示す可能性があるようです。

それは人によって異なりますが、ほとんどの場合、火星や月が火の星座にある場合、牡羊座が火星の最も衝動的であり、次にしし座と射手座です。牡羊座に太陽の星座、月、火星、上昇星座がある場合、怒りの問題が発生しやすくなりますが、太陽の星座についてのみ話すと、牡羊座、みずがめ座、おとめ座になります。カリスマ的で、おうし座は怒るのに時間がかかります。なぜなら、彼らは通常寒いからです。癌は癇癪を起し、すぐに泣き始めます。

 やっぱりクローダは火星、火元素に関連するすべてを精査する必要がありそうですね。
キャプチャ
 日本の建国図で潜在的に火星に覆われている惑星は月とラーフです。この二つはとにかく根強い火元素を含んだ惑星です。詳細な情報ですが
キャプチャ
 日本の月はムリガシラスの第四パダです。ナクシャトラロードは火星。日本のラーフは、ダニシュターの第四パダ。ナクシャトラロードは火星。4番目のパダとは、モクシャの行為なので紛争が起きる場合は、「巻き込まれ型」になりそうです。

★ 鑑定依頼をお待ちしています。一つの分野(結婚・仕事・子供等)での鑑定や総合鑑定の依頼をお待ちしています。あなた様自身の人生の航路図の鑑定依頼をお待ちしております。それを知る事により、良い事を伸ばし、悪い事を避ける事が出来るようになります。鑑定は勉強という観点でお付き合い下されば幸いです
↓↓↓
鑑定依頼をお待ちしております。

インド占星術 過去世と輪廻

神秘学
12 /15 2021
 親愛なる読者の皆様、こんばんは。
さて、本日は、過去(前世)についてのネタを読んでいました。ネタ元はパラディーピカになります。9室は、私たちの前世を知る鍵を持っているようです。それによると9室の支配星が高貴であれば、前世は上流社会で同じ国に生まれ、9室の支配星が衰弱しているか敵のサインであれば、前世は別の国であると述べています。

 9室の支配星が木星ならヒマラヤ山脈での誕生を示し、金星や月は川の近く、9番目の支配星が水星はヴィシュヌ神の近くに生まれ、土星なら宗教家のいない場所、太陽は森や山、火星は厳しい生活環境の中で生まれたとされています。

 ヴェーダ占星術によると、魂はデーヴァ(神々)、人間、動物、植物の4つの形で誕生します。パラディーピカによると9番目の支配星が可動星座に配置されている場合、最後の出生は人間であると述べています。9番目の支配星が不動宮にいる場合、前の出生は植物としてでした。9番目の支配星が柔軟星座の場合、前世は動物のようでした。同じように、5番目の家は将来の誕生の鍵を握っています。

 読むと理解できますが、過去世は、9室の支配星が重要らしい。9室の支配星が木星とは、牡羊座ラグナと蟹座ラグナになります。9室支配が月ならさそり座ラグナ、金星が9室支配はおとめ座ラグナと水瓶座ラグナ、9室支配が水星はてんびん座ラグナとやぎ座ラグナ、土星が9室支配はおうし座と双子座ラグナ、太陽が9室支配はいて座ラグナ、火星が9室はうお座と獅子座ラグナになります。火星支配が9室支配の場合、火星は厳しい生活環境の中で生まれたとありますが、火星+厳しいなので「戦乱」に感じてしまいました。うお座生まれの戦乱は合わないですが、獅子座ラグナの戦乱は合致している感じがします。

 それと輪廻は、デーヴァ(神々)、人間、動物、植物の4つの形で誕生とありますが、通常は、人間から人間が基本で厳しい修行をした人はデーヴァ(神々)になり、相当鬼畜な所業を積んだ人が動物に落下する流れが形成され、人間が植物に生まれるのは、神かそれに類する人々からの呪い以外には考えられない事になります。聖仙の呪いが一番怖いです。

 まぁ、書かれていることは、古い時代の話なのでほぼインド内部での物語になっていると感じました。しかし、9室支配が自室以上で強い場合は、前世は上流社会で同じ国に生まれ、9室の支配星が衰弱しているか敵のサインであれば、前世は別の国に生まれたというのは当たっている可能性を感じますが、実質的に確かめようがない。

★ 鑑定依頼をお待ちしています。一つの分野(結婚・仕事・子供等)での鑑定や総合鑑定の依頼をお待ちしています。あなた様自身の人生の航路図の鑑定依頼をお待ちしております。それを知る事により、良い事を伸ばし、悪い事を避ける事が出来るようになります。鑑定は勉強という観点でお付き合い下されば幸いです
↓↓↓
鑑定依頼をお待ちしております。

インド占星術 様々なカルマ

神秘学
12 /14 2021
 親愛なる読者の皆様、こんばんは。
カルマに関する記事を読んでいました。

 端的にカルマは複雑です。専門的にはカルマは四つあります。それは
・サンチタ・カルマ
・プララブダ・カルマ
・クリヤマナ・カルマ
・アーガマ・カルマ


 率直に言って、私たちがラーシチャートとかD(1)と呼んでいる出生時のホロスコープは、その人の前世を示す指標にほかならないのです。もちろん、ヒンディー語の前世に関する映画で見られるような興味深い詳細を明確に示してくれるわけではないかもしれませんが、プララブダが前世のカルマの結果であることは確かです。

 書かれているのは、プララブダが前世のカルマの結果であること。

 占星術の上級者にとっては、シャスティアムシャ、D(60)はサンチタ・カルマを示します。D(1)で見た問題の根本的な原因を示してくれるでしょう。このように、D(60)を調べれば、人生の問題の根本的な原因を知ることができます。D(1)で一般的に見られることは、D(60)では間違いなく検証されます。

 D(60)チャートの分析には様々な方法があります。D(60)チャートにおける不具合な命題と、ハウスやカラクリから家族関係とのカルマを特定することができるのです。しかし、その逆はありません。D(60)に見えるものが、D(1)に反映されることもあれば、反映されないこともある。その理由は簡単です。現世では、すべてのサンチタ・カルマを利用していません。

 今世は、すべてのサンチタ・カルマを利用する訳ではない。

 D(1)はプララブダのカルマ、つまりサンチットのカルマのうち、役に立つように熟したカルマを示しています。サンチタのカルマの中には、まだサンチタのままで、他の人生のプララブダに落ちるものもあるかもしれません。

 例えば、D(60)に夫婦関係に関わるネガティブなサンチタのカルマが見られるとします。しかし、そのカルマはこの特定の人生で結果を出す準備ができておらず、プララブダになっていないため、D(1)チャートには反映されていないかもしれません。もう一つの可能性は、D(1)チャートで結婚生活の乱れを示しているにもかかわらず、その人が人間関係の危機に直面していない場合です。これは、関連する惑星の主要なダシャーが人生のかなり後半に描かれる可能性があるためです。さらに、もうひとつの現実的な可能性があります。その人は人間関係の力学のスキルを身につけており、その知恵で、彼の反応は妥協しているかもしれません。そうすれば、ドーシャの影響と重力を和らげることができます。

 D(1)で見たすべてのプララブダのカルマのうち、すべてのカルマが決定論的であるわけではないでしょう。自由意志(クリヤマナ・カルマ)の適用により、その人はそれらを修正することができます。神の恩寵により、死すら変える事が可能です。神に不可能はありません。

 どのようなプララブダカルマが決定的に作用するかは、ナヴァムサ、D(9)チャートを分析することでわかります。これが、占星術師がどのような状況になるかを予測することはできても、最終的な結果がどうなるかを決して予測できない理由(自由意志の要因)です。最終的な結果は、過去のカルマによってもたらされた状況に対する、その人の反応次第なのです。

 やはり、重要な三つのチャートは、ラーシ、シャスティアムシャ、ナヴァムシャになりそうです。ただ、インド人であまりシャスティアムシャを使用するケースを見たことが少ない。これだとその人のサンチタ・カルマがわからないことになる。わかるのは、プララブダ・カルマのみ。

★ 鑑定依頼をお待ちしています。一つの分野(結婚・仕事・子供等)での鑑定や総合鑑定の依頼をお待ちしています。あなた様自身の人生の航路図の鑑定依頼をお待ちしております。それを知る事により、良い事を伸ばし、悪い事を避ける事が出来るようになります。鑑定は勉強という観点でお付き合い下されば幸いです
↓↓↓
鑑定依頼をお待ちしております。

インド占星術 トリグナ変換

神秘学
12 /08 2021
 親愛なる読者の皆様、こんにちは。
本日もスマホ投稿ですが、いつでも全世界は三つの属性を取り巻いて回転しています。そのために三属性であるサトワ、ラジャス、タマスの時期による影響力の精査が重要になります。インド占星術の場合なら、通常はダシャーを見て精査することになります。

 インド占星術は、最終的にモクシャが目標になるので不思議と惑星的にはタマスな惑星が多いです。端的に土星と火星、ラーフとケートゥがタマスな惑星です。タマスな惑星はその人自身にマーヤの強い影響下に置かれて無知がもたらされることになるようです。

 俗に言う生来的吉星とは、タマス以外の惑星の総称になります。その意味で弱い凶星とされる太陽はすぐにでも吉星になれる要素を秘めていることを意味しています。

 ラジャスの惑星は、金星と水星です。残りの太陽、月、木星はサトワの惑星になります。トリグナで重要な教えは単独では存在しない事です。また、一つのグナが、他の二つのグナを凌駕しており、そのグナの影響が、その人の性質、その人の全人格、いやそれどころか、まさにその人の運命全体までも決めてしまう力があるようです。

 ただし、トリグナには大いなる救いがあります。それは、グナは固定ではなく、変形可能だという事です。正直、タマスに覆われてしまうと悪い方向に傾くのでそれを変換する必要が出てきますが、人は行為により、タマスをラジャスに変える事ができます。そのために霊性修行を意味するサーダナが存在します。

 私たちに与えられた人生の意味は、行為を行うために与えられています。だからこそ、ジャンマ=誕生とカルマ=行為は相互に関係しています。

 このトリグナにパンチャブータを合わせてみることにより、さまざまなことがわかるようになりますが、世界的にアーカーシャとヴァーユが合一するような時期はそのサイン、ナクシャトラに最大の変化が起きてしまうようです。影響力でいうと空元素=アーカーシャと風元素=ヴァーユの影響が計り知れないほど空間隅々にまで拡がりを見せる働きをするようです。

 そのリアルな事例はトランジット的に2019年の11月ごろから何度か続いていることになるようです。この場合、最も弱い状態のアーカーシャの木星が非常に強い土星との合は長い病の蔓延に繋がった模様です。その発生源はラグナが位置する国でした。

★ 鑑定依頼をお待ちしています。一つの分野(結婚・仕事・子供等)での鑑定や総合鑑定の依頼をお待ちしています。あなた様自身の人生の航路図の鑑定依頼をお待ちしております。それを知る事により、良い事を伸ばし、悪い事を避ける事が出来るようになります。鑑定は勉強という観点でお付き合い下されば幸いです
↓↓↓
鑑定依頼をお待ちしております。

インド占星術 心は消える事がない

神秘学
12 /07 2021
 親愛なる読者の皆様、こんばんは。
パソコンが壊れているのでスマホで記事を書いていますが、なかなかに慣れない作業は難しいです。

 日々、コツコツとインドの聖典を読んでいるのですが、このようなことが書かれてありました。それは、

人は最後の時が来ると、人間の肉体は死ぬ。
肉体中のプラーナ(生気)が流れを止めると人は死ぬ。
しかし心は消えてしまうのではない。
この理由から、心が一切の欲望をもたぬ空の状態に到達するまでは、次々と新しい肉体をとって生まれ変わらなければならない。

人が輪廻する根本原因は、インド占星術で一番だいじとされる心である月です。その月が解脱、モクシャの鍵になることが書かれています。それを達成するには、心が空の状態に到達する必要がある模様です。

チャート上のポイントは12室ケートゥと吉星との組み合わせになります。正確には智慧の木星とケートゥとの組み合わせです。ただ、現象界しか意識していない人が非常に苦しい状態になると人によっては自死を選ぶ人々がいますが、聖典が正しい場合、肉体は死に、プラーナの流れが止まりますが、心は空でなければ決してなくならないことを強く意識する必要がありそうです。自死のやばいタイミングは、月と土星の絡み。それと2-8ラインの活性化です。こうなると人の精神が不安定になるようです。このような場合の救いは唯一、フリダヤに座す神性に願う事です。そのために弛まぬナーマスマラナが必要になります。

★ 鑑定依頼をお待ちしています。一つの分野(結婚・仕事・子供等)での鑑定や総合鑑定の依頼をお待ちしています。あなた様自身の人生の航路図の鑑定依頼をお待ちしております。それを知る事により、良い事を伸ばし、悪い事を避ける事が出来るようになります。鑑定は勉強という観点でお付き合い下されば幸いです
↓↓↓
鑑定依頼をお待ちしております。

ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。