インド占星術 非常に怒りに満ちた時期

マハー・ラーフ期
06 /03 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
とあるチャートを見ていました。

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 チャートを見るとですが、非常に特殊な偏りがあるチャートだという事が分かります。一回見たら覚えてしまう可能性があるチャートですが、この男性は、今ですが、非常に怒りに満ちた時期を経験中らしい。

 本質的な事を書きますが、人の不幸の原因は、アリシャドヴァルガにあります。生来的凶星や機能的凶星は、あくまでもアリシャドヴァルガの代替えでしかないという事になりますが、アリシャドヴァルガの一つが、クローダ(怒り)です。

 怒りを惑星で表すと火星になります。おそらくですが、この人は、火星の影響を受けたダシャーの時期を経験している可能性が非常に高いのです。その人は、その怒りがコントロールできずに最悪のケースすら頭に浮かぶらしい。

 彼の火星は単純には
・4、9室を支配して5室にケートゥと共に在住。火星は8室、11室、12室にアスペクトでラーフに影響がある。火星は6、7支配で3室に在住する土星のアスペクトがある。
火星は木星が支配する射手座に在住する。射手座は、陽で火で柔軟星座となる。

 凄い事に火星とケートゥは共に火元素の惑星であり、火の星座に在住するという火元素優位の状態という事になる模様。怒りの根底は確実にアグニ(火元素)が関連してしまう。それが非常に強いチャートになる。

 彼の非常に怒りに満ちた時期を体験してしまうダシャー期ですが
・ラーフー火星期
・射手期


 言える事は、火星が絡みつつ、吉星の影響がない、凶星のみの火星が絡む惑星期や星座期は、もしかするとそのような非常に苦しいアリシャドヴァルガの一つであるクローダ(怒り)に苛まされるダシャー期を経験する可能性がある模様。

 ちなみに五大元素のアグニは火元素ですが、この元素は「闘争」を引き寄せる可能性が非常に高く、知らず知らずのうちに戦いの方向に流れが傾いてしまうのですが、その実例が今の日本そのものになります。

 日本の建国図ですが
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 今はマハーケートゥ期ですが、ケートゥは火星の影の惑星であり、火の獅子座に在住。ナクシャトラロードもケートゥになります。ケートゥは火の影響が高いですが、火の星座の木星から創造の5番目のアスペクトが働く模様。このアスペクトが上記の彼のチャートとの違いになりますが、ケートゥのディスポジターはやはり火が最高に強い行動性の牡羊座に在住。太陽は火の惑星である火星と相互にアスペクト。

 このような五大元素の偏りにより、ケートゥ期は軍事費に目を光らせていた方がよく、最悪のケースも想定していた方が無難かなと思う次第であります。ケートゥは、分離なので非常に怒りに満ちた時期になるとは到底思えないですが、火が強く、黒い風が吹いてしまうとそれを「動乱」と呼びますが、そうならないように注視が必要になります。

 度々書いていますが、今のケートゥ期は「外圧」がテーマになります。

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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。