インド占星術 人生のパートナーを見つける事の苦労

蠍座ラグナ
06 /06 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
いつものごとく、とあるチャートを見ていました。テーマは、人生のパートナーを見つける事の苦労です。

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 人との繋がりで思う事ですが、清水先生の翻訳したラオ先生の輪廻転生の本に書いてありますが、配偶者の関係はリナーヌバンダの結果生じるとされています。逆に言うとリナーヌバンダの債務がないとそもそもの縁がないのではないかと感じてしまいました。

 ここに出てくる聞きなれない言葉であるリナーヌバンダとは、過去世から積み残してきた未返済の債務の事をリナーヌバンダと言います。その債務・負債のために関係が生じ、友人関係、そして親密な関係へと発展するというのが歴然としたカルマの法則になります。

 このチャートの男性は、人生のパートナーを見つける事に非常に苦労している模様ですが、配偶者のカラカは男性の場合は、金星です。そのような女性に恵まれにくい男性とは、金星の状態が悪い可能性があるのです。それにより、苦労する傾向が非常に高い事になります。

 このチャートの場合は、金星は7Lでもあるので配偶者そのもののカラカという事になりますが、6室に在住し、12室にアスペクトバック。金星という惑星が置いてはいけないハウスはローガハウスとされる6室になります。金星はもともとですが、生来的7室のカラカになります。それが6室に在住する事により、7室の効能に損失をもたらされる事になってしまう。

 それでも結婚を見るナヴァムシャの金星の状態さえ良ければ、徐々に好転すると思いますが、ナヴァムシャはどうでしょうか?
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 この金星は必ずローガハウスの影響を受けずにはいられない模様。ナヴァムシャの金星は6ー8の星座交換で8室に在住し、2室にアスペクトとなっていました。

 大概、異性との縁が弱い人は、ラグナから見た7室、月から見た7室、金星から見た7室に惑星が在住していませんが、彼のD1がそのようなチャートをしています。それと組み合わせで気になるとすれば、金星にケートゥが絡むと執着が消えてしまう事。D1の金星は、アシュヴィビーの第四パダに在住している金星なのです。そのため、パダの性質は精神的であり、尚且つナクシャトラロードがケートゥという事になってしまう。

 金星とラーフならどんな手を使っても手に入れる可能性がありますが、ケートゥは関係を維持する事すら難しい。ケートゥとは、解脱のカラカです。ゆえに物質性が薄く、精神性が重視されてしまう影の惑星になります。

 それと珍しいなと思ったのは、D9の7室ですが、どう見ても男性惑星しか在住してはいないハウスになってしまっている。尚且つ、双子座は陽のハウスでもあります。

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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。