トリドーシャとトリグナ

アーユルヴェーダ
09 /15 2017
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
訪問ありがとうございます。


人に主に二種類の病気に罹る可能性があります。それは体の病と心の病です。体の病はアーユルヴェーダ的にはトリドーシャの不均衡により生じ、心の病はトリグナの不均衡に生じると言われています。


トリドーシャに絞って考えてみるとトリドーシャにはヴァータ、ピッタ、カパの三つのエネルギーがあります。


五大元素の組み合わせで見ると
ヴァータは上位に位置する空元素と風元素の組み合わせで構成されています。働きとしては運動、伝達、呼吸などがあります。


中位に位置する元素の組み合わせである火元素と水元素がピッタ。働きとしては消化、吸収、代謝があります。


最後はカパで下位の元素の組み合わせである水元素と地元素で構成され、身体形成、免疫、同化などの働きがあります。


この三つのエネルギーのバランスが著しく崩れる時に体に影響が起きる事になります。


例えば、今年の10月26日に風元素優位の土星が蠍座から射手座に移動します。これにより、射手座ラグナの人はヴァータが増大する事を意味します。その影響は長く、約2年半続く事が確定しています。


これが惑星による具体的な影響ですが土星は鉄と関わるので人体に内在する鉄分に多大な影響を射手座ラグナの人は受ける事になります。


ただ、チャートはバランスなので射手座が強く守護されている場合は影響は軽微になり、仮に射手座に土星が在住しているなら二重に土星の影響が濃くなるのは確実です。


その意味で人は己の健康を維持したいと考えるならトランジット惑星の配置を把握している必要があるのです。それよりも最初にダシャーありきですが。


ダイエットに成功したいなら代謝を司るピッタの有効活用が必要になります。今の木星は天秤座に入ったばかりですが木星の象意は
「幸運、宗教、智慧、神聖な知識、拡大、保護、財産、精神的指導者、子供、夫、脂肪、肝臓」

端的に天秤座ラグナの人は木星は拡大を司る楽天的な最大吉星です。悪く動くと怠惰になり、脂肪がつきやすくなります。木星が入ると太りやすくなる傾向、脂肪がつきやすくなるので注意が必要です。


また、貪りのラーフは獅子座から蟹座に移動しましたがその日に日本男子の100メートルの日本記録&10秒を切った日でもあります。


ラーフの象意は
「貪欲、異常、勇気、向こう見ず、快楽主義、物質主義、外国人、悪性腫瘍、皮膚病、非常識」

端的に桐生選手が貪欲に自分の夢を求めた結果、常識を覆す結果を手に入れた事になります。この日、日本人の常識が覆されました。ラーフにはそのような大いなる暴走の力を秘めています。


これがラーフはドラゴンの頭と言われる意味合いです。人は知っていようといまいと心身共に五大元素に支配されて生きています。


なので五大元素を熟知し、それと仲良く付き合う術を学ぶ必要があります。


ここでポイントなのはトリドーシャトリグナも上手く均衡を保っているわけではないという事。人により、必ずどれかのバランスが優位に働いている場合が殆どです。


なので健康法は人により千差万別になります。世界の事象も同様で世界に動乱の兆しは必ず凶星同士が強く結びついている事に起こります。そしてハウスの移動する日などが転換日になって大きく事態が動く事になります。


これはトランジットでもわかりますし、ダシャーが濃厚なシグナルを発しています。


今の日本の周期を何人知っているのでしょうか?北朝鮮の周期や米国の周期も日本にとっては重要です。


ジョーティシュには未来を先読みする力があり、シグナルが三つ同じ事を示唆すると確実に事象として現象化します。
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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。