神の化身ラーマと精神的な病の鬱病等について

医療占星術
02 /28 2019
親愛なる読者の皆様、今晩は。
今日も色々とチャートをみていましたが、最近の日課は「ラーマーヤナ」です。ラーマーヤナとは、神の化身ラーマの物語を取り上げた叙事詩です。この「ラーマーヤナ」を著した詩人はヴァールミーキヴァールミーキはプラチェースタス仙の息子となります。

神という存在は全知であり、遍在、全能と言われています。この絶対的な力ゆえに神の意志がなければ、一匹のアリすら噛む事は出来ないといいます。また、神の促しなくして、一枚の葉すら枝から落ちる事がないと言われています。

本によると、ラーマ神の化身)はその魅力で世界の人々を夢中にさせて、それを憶念する人のハートを清めるという。その結果、心の一切の動揺を克服し、制圧し、最後には迷妄のベールを引き裂いて「解放」に至る模様です。

ですが、ジョーティシュ的には心(月)に凶星の影響があると健康に悪いらしい。悪いとはトリグナ的にはタマス化を促します。
惑星的に太陽はエゴ、
火星は怒り、
土星は不安、
ラーフは欲望と混沌、
ケートゥは孤独に陥るらしい。


鬱病について調べていたら
土星はうつ病、慢性病。
ラーフは躁うつ病、慢性病
などとなっていました。
それと月の痛み等が目立つ。

ちなみに私は如何なる時でもチャート主義なので全てのロジックはチャートを見てから判断します。次に事例を見ていきたいと思いますが、文面にはこのように書かれています。
「1969年以来、深刻な精神衛生上の問題を抱え、精神医学的なケアを受けてきた米国のうつ病女性。彼女はしばしば、食欲不振から大量の食物摂取に至るまでの摂食障害でうつ状態にあり、身体的にも病気である。」
キャプチャ
チャートは土星(うつ病、慢性病)が支配する山羊座ラグナですが、心(月)は土星(うつ病、慢性病)と12室で接合していました。また、4室(心の平安)からラーフ(躁うつ病、慢性病)のアスペクトもあるのですが、吉星の影響は皆無でした。

この米国女性は摂食障害+うつ病女性という事になるようですが、時期は明確で1969年以来と書かれています。その時期のダシャーを見たいと思います。
キャプチャ
ダシャー的にはラーフ(躁うつ病、慢性病)ー月(心)ー土星期(鬱病・慢性病)のダシャー期だったようです。端的に全てがビンゴの時期にうつ病が発症した事になるようです。

アンタル期で考えると月期とは8番目(慢性)を意味するダシャー期でした。摂食障害ですが、土星は2室(飲食)を支配しつつ、2室にアスペクトバックをしています。月から見てもやはり土星は2室を支配しています。また、2室を見ると8室(慢性)を支配する太陽が在住し、月から見ると土星は8室支配(慢性)を支配する月と接合しています。

この人が摂食障害に陥る理由はナクシャトラロードでもヒントが隠されている模様です。
月のナクシャトラはU.Ashadhaでその支配星が2室に在住する太陽です。
同様に月と接合する土星のナクシャトラはP.Ashadhaでその支配星は2室に在住する金星でした。

土星と金星の経度ですが
Ve 16:30 PK
Sa 16:32 MK


この辺に摂食障害の鍵が隠されているように感じます。
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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。