インド占星術 ヤッギャとホーマ

神秘学
05 /09 2019
 親愛なる読者の皆様、今晩は。

 インドにはカルマの悪影響を解消する為にヤッギャ(ヤジュナ)と呼ばれる儀式があります。ヤッギャとはサンスクリット語で供儀の意味です。このヤッギャは、パンディットと呼ばれる儀式を執り行う聖職者によって数時間(場合によっては数日)を費やして行われるカルマ浄化の儀式です。

 ヤッギャの中で、絶えずマントラを唱え、特別な供え物を火の中に捧げます。この儀式は、単に供物を燃やすだけでなく、個人のエゴや欲望、衝動、感情なども聖火に捧げる意味があります。ヤッギャの聖火に捧げたものは、不可視の空の世界に届きます。個人が内包する悪い心を捧げれば、自らも空なる存在に変容します。

 ヤッギャに火が用いられるのは、火が目に見える現実の世界と、目に見えない神秘の世界を繋ぐ神聖な媒介であるからです。この宇宙は五大元素で成り立っています。地、水、火、風、空の五大元素のうち、地と水は目に見える世界です。風と空は目に見えない世界です。そして、火は可視と不可視の状態を併せ持つ世界であり、この世とあの世を繋ぐ触媒になります。

 ヤッギャプージャ(礼拝)ホーマ護摩に大きく分類する事が出来ます。プージャは日々の礼拝儀式ですが、ホーマとは、密教の護摩の語源にもなっているようにヤッギャの火の儀式を使った祈祷儀式です。ヤッギャ自体は、人の霊的な浄化や成長を目的とした儀式ですが、ホーマは、様々な現世利益の獲得の為にヤッギャの火を使用する儀式になります。どちらも共に五大元素の原理に従った儀式になります。

ホーマの儀式の意味合いですが、偉大なる聖者によると
ホーマの炎(火)は煙となって空に昇る。煙は風(風)に吹かれ雲になる。雲はやがて雨(水)となる。水は大地(地)を潤し、生命を生み出す。これらは全て虚空(空)の中の循環である。ホーマの炎は、その循環の原動力である。」

「ホーマの炎は、祈りと共に天に昇り、それが雨となって降り注ぎ、全ての生命を潤す。この良いカルマの循環が、今世での利益となって他者に働き、自らに還ってくるのである。」

 この世は五大元素で成り立っていますが、そのエネルギーの源はトリグナです。トリグナとは三つの属性を意味します。トリグナ自体は全てアートマから派生しました。その為、トリグナアートマに融解した時、あなたの輪廻は終わりを告げる事になります。それは心の死滅をもたらす事になります。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

ナーラーヤナ

ただいま、鑑定(メール鑑定のみ)を受け付けております。鑑定をご希望の場合ですが、ブログの右側のカテゴリにある「インド占星術による有料鑑定についてのご案内」の記事を読んで下さいますようお願いします。

次に「鑑定依頼メールフォーム」より必要事項をご記入の上、ご連絡をお願い致します。出来る範囲で早急に丁寧なきめ細かい対応(24時以内に返信致します)を致しますが、ジョーティシュの性質上、長いやり取りになりますのでご理解の程、よろしくお願いいたします。詳細はメールにてお伝えいたします。

また、お客様から「鑑定依頼メールフォーム」からメールを頂いてから必ず24時間以内に返信をしております。メールが届かない場合ですが迷惑メールなどに振り分けがされている事になりますのでご確認をお願いいたします。こちらでは、「鑑定依頼メールフォーム」からメールを頂いてから必ず24時間以内に返信をしております。