インド占星術 12室の影響

蠍座ラグナ
09 /13 2020
親愛なる読者の皆様、今晩は。
数日前の話になりますが、ある芸能人が大麻取締法違反の容疑で警視庁に逮捕されました。

端的に「逮捕」なのですから12室の投獄、自由の喪失(監禁)等が関与するダシャー期なんだろうなと思いました。また、薬物はある種の快楽なのでどの程度、金星が関与しているのかなと思います。

惑星自体の薬の表示体は、経験的にケートゥが関与する事が分かっています。それが強くチャートに食い込んでいる場合、人生そのものに薬物が関与している事になります。

具体的な事例ですが
キャプチャ
さて、私は、薬物や逮捕に関する事について
金星
ケートゥ
12室


簡単にこの三つの情報を提示しましたが、このチャートの彼は麻薬所持で逮捕されています。時期は、2008年1月26日になります。

ダシャーですが
Ra-Ra-Ve:2007年10月05日(22歳)
Ra-Ra-Su:2008年03月17日(23歳)


見た感じでは、日本の芸能人のように麻薬所持で逮捕されたダシャー期は、ラーフラーフ金星だったようです。

チャクラ先生の本によると
マハーラーフ期の幸運である時期の場合は
色々な楽しみ、繁栄、宗教的傾向、吉時の祝い事、外国での名誉、外国の支配者による承認

マハーラーフ期の不運である時期の場合は

解任、精神的悩み、妻子を失う、不潔な食事、肉体的苦痛、財の損失、ダシャーの中ほどの期間は比較的快適である

アンタルラーフ期の幸運である時期の場合は
王室からの名誉、ビジネスによる利益、西方への旅行、職業的地位の向上、勇気ある行動、財の獲得

アンタルラーフ期の不運である時期の場合は

怪我の怖れ、近隣の親しい人を失う、妻や子供の病気、支配者とのトラブル、顔の損傷

ラーフのAD期におけるPDの金星の影響ですが
目に見えぬものへの怖れ、悲劇的出来事

彼の場合は、プラティアンタル金星期で悲劇的出来事と書かれてはいるのですが、全ては自業自得により、麻薬所持で逮捕されていますが、同時に飲酒運転も含まれていました。

私が書いた三つの情報を見ると
金星は、7室と監禁、逮捕の12室を支配しており、金星はラグナロードの火星と非常に緊密すぎる度数で接合している事が読み取れます。火星自体はきっちりと12室にアスペクトを働かせているようです。

ケートゥはそもそもですが、1室に在住しており、本人そのものに強い影響を与えていますが、蠍座なので慢性的な影響を意味しています。このチャートで監禁、逮捕の12室に関わる惑星はラグナロードの火星と12室で快楽を支配する金星になるようです。

まぁ、日本の場合は、世界に比べてそれ程薬物が蔓延してはいませんが、このチャートと似たような配置を持っている場合、潜在的に薬物に溺れる素質がある事を意味するで注意が必要になります。

ちなみにマハーロードのラーフですが、快楽の金星が固定的に支配する牡牛座に在住している事になります。ディスポジターは快楽の金星になります。このチャートのある種のポイントは惑星の度数が幼い事です。

惑星が幼い場合、何度も何度も同じ過ちを繰り返す事を惑星が示唆する事になります。チャートなどは、現実的に考えると高揚などは実はあまり関係がない事がこのチャートが示唆している事を考える必要があります。

高揚を重視してしまうと
一応、ラーフは高揚であり、ディスポジターすら高揚している。
金星も高揚惑星ですが、ディスポジターは減衰です。
星座で溺れやすいのは彼のように魚座になります。

読み取りが上手くなれば、チャラダシャーやトランジットで読み込むと勉強になると思います。私は簡単にヴィムショッタリーダシャーの事例を提示しました。

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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。