インド占星術 知性と識別力による決断

山羊座ラグナ
10 /09 2020
親愛なる読者の皆様、こんにちは。
今年は芸能人の自殺等が一つのテーマになっていますが、自殺は本当の意味でテーマとしては重いですが、ダシャーのロジックを考えるとリスクが出るダシャー期は決まっているようです。

キャプチャ
これはインド人の芸能に関わる人のチャートです。

火星はラグナロードですが、火星は人に決断と行動をもたらす惑星です。この火星が影響をもたらしている惑星は土星と水星以外は全てになるようです。ただし、デイレクトに寿命に影響をもたらすのはマーラカ(2、7室)で見ると月に8番目のアスペクトを与えており、強く固定的な意志が働く事を意味します。

この火星がジャイミニで見た場合、思考と決断に最も影響力をもたらす時期の一つが双子座です。

この男性のマハー双子座期は
【双子期:2018年01月(32歳) - 2024年01月(38歳)】
6年ほどの双子座期になりますが、双子座から見ると時期が来ると人生に行き詰まりが起きてしまう時期になるのは確実。

このチャートの双子座は
ラグナから見ると8室です。
月から見ると2室です。

困難・試練を読むと言われるトリムシャムシャを見ると
キャプチャ
トリムシャムシャの双子座は2室になっていたようです。

キャプチャ
D1に戻りますが、双子座から見て8室に惑星集中ですが、GKがあり、減衰木星は29度01分の危険な度数です。

ちなみに双子座の支配星である水星はAKですが、木星が支配する射手座に在住していますが、度数的には木星同様に29度33分なのでこのチャートには二つの29度を持つ惑星がある模様です。

人が思考するのは5室です。
その思考で決断するのは5室から見た5室9室です。

双子座から見た5室には共に強い火の性質の火星とケートゥが在住し、月のジャイミニアスペクトが働きます。双子座から見た9室には、三つの凶星(火星、ケートゥ、ラーフ)のジャイミニアスペクトが働きます。自殺には強い決断が必要ですが、双子座期の場合、決断するには充分な凶星(火の要素と破滅性と衝動)の影響が孕んでいるようです。

自殺を実行に移した時期は双子座ー山羊座期でした。これはラグナから見ると8室と3室であり、双子座から見た8室が山羊座になります。双子座には29度の惑星の影響があり、山羊座はダイレクトに29度の惑星が在住です。

このチャートの場合、GKとグル(DKも重要)が29度01分というのが、非常に危険な組み合わせだった事になります。

ナクシャトラロードの性質でも強い意志での決断の重要性がポイントになります。
ヴィムショッタリダシャーで見るとこの人の自殺時期は
ラーフー月ー金星期でした。

この三つの惑星自体は全て女性惑星でこの男性の女性性を意味しますが、ナクシャトラロードは
ラーフは火の要素のケートゥ
月は火の要素の太陽
金星は火の要素の太陽


ダシャーロードは女性の惑星で構成ですが、その内部の性質は強い決断をもたらす火の要素で満ちています。

ラーフとケートゥは1室から見た7室に在住。
月と金星の関係は思考した事が決断される配置にいました。

月と金星に内部で強い影響力がある太陽も同様に山羊座に在住でした。
この太陽のナクシャトラロードも同様に太陽でした。

鑑定依頼をお待ちしております。
↓↓↓
鑑定依頼をお待ちしております。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。