インド占星術 トレータヨガの御方 ハヌマーン神

神・神々・聖仙
06 /08 2021
 親愛なる読者の皆様、今晩は。
今回は、ハヌマーンチャリサの権能などを調べていたのですが、そもそも、「ハヌマーン神」とはどのような御方なのかと考えていました。

 ハヌマーン神が出てくる情報源としては、ヒンドゥー教の聖典ともなっている叙事詩『ラーマーヤナ』なのだと思われます。それ以外の情報はないのかもしれません。日本でハヌマーン神の情報は非常に薄い傾向があります。そのため、ハヌマーン神の詳細は自力で調べる必要が出てきます。

 私の薄い情報源では、ハヌマーン神は主なるラーマ神への絶対的な信仰と全託により、与えられた任務を成功される事が出来ただけでなく、ラーマ神の帰依者たちから礼拝されるようになったとされる猿の存在です。そして、ハヌマーン神への礼拝は、トレータヨガの時代から今のカリユガの時代の今日までずっと続けられている事になるようです。

 この情報で分かる事は、ハヌマーン神が実存したのは、トレータヨガの時代です。主なるハヌマーン神は誰よりもラーマ神への絶対的な信仰と全託の持ち主です。それとハヌマーン神は、必ず与えられた任務を成功される事が出来る御方。このような行為により、ラーマ神の祝福により、その時代から今の時代まで神の恩寵により、ハヌマーン神への礼拝が続いている事になるようです。

 ハヌマーン神はどうやら
・神に対する絶対的な信仰がある御方。
・神に対する全託がある御方。
・神から与えられた任務を一心不乱に全力で成功される御方。


 単純にハヌマーンチャリサを唱えるだけでも様々なハヌマーン神からの祝福が生じますが、実際にハヌマーン神を想い続ける事により、上記のような性質が魂に帯びる事になると思われます。この場合、信仰的には、ヴィシュヌ神への信仰がある人向けの神様という事になってしまうようです。

 占星術的には、ハヌマーン神を信仰する事により、ヴィシュヌ神に繋がります。ヴィシュヌ神は、ヴィシュヌ・スターナと呼ばれているケンドラに関係があるのでケンドラにある凶星の影響を緩和し、吉星の場合は、一段と保護力を高める作用が生じるようになると思われます。

 もう一つ、違う情報ですが、アンジャネーヤは、長であるスグリーヴァの命令に従ったためにラーマ神のすぐそばに近づく事ができ、また、自分に割り当てられた仕事を首尾よく行う事が出来たと言われています。このような理由により、アンジャネーヤは今もなお、ラーマ神の偉大な帰依者として人々に記憶されていると言われているようです。

 ここでのハヌマーン神は組織に忠実な御方であり、上司に完全に従う御方でもあるようです。また、常に仕事には全力で取り組む可能性がある御方でもあったようです。ちなみにアンジャネーヤとは、ハヌマーン神の別名で様々な意味があります。

 アンジャネーヤは、「アンジャニ(風の神ヴァーユ)の息子」、「完全な知識、「底から礼拝する者」の意。アンジャは、「敬意を払う」、「賞賛する」、「聖油を塗る」の意となります。

 ハヌマーン神の情報を集めていると非常に仕事が出来るというか、必ず物事を完全に完遂したい場合に頼るべき最高の神様なのが、ハヌマーン神ではないかと深く思ってしまいました。


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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。