インド占星術 ドゥイジャンマー・イヤー

ヴァルシャファラ
09 /11 2022
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
いつも思う事ですが、インドの言葉は馴染みが薄すぎる。タジカシステムの言葉で「ドゥイジャンマー・イヤー」がありますが、思いっきり意味が分かりにくいですが、これはネータルチャートのラグナとアニュアルチャートのラグナが重なる年をそのように呼ぶ。日本の建国図のラグナは射手座ラグナ。そのため、アニュアルチャートのラグナが射手座の年はドゥイジャンマー・イヤーです。

 さて、ドゥイジャンマー・イヤーの1年間は良い年と思いますか?それとも不遇な年なのか?

 情報では、そのような一年間は概して良くない一年間になる模様。過去の日本のドゥイジャンマー・イヤーを調べると

 1999年のアニュアルチャート
1999.png
 何気に調べたが、アニュアルチャートのラグナには大きな偏りがあった。何故か獅子座ラグナか水瓶座ラグナが多かった。それと1999年4月29日~2000年4月29日までが良くないとされていました。これには様々なロジックがあり、両方のチャートのラグナの度数が近いほどに悪さが強まる模様。

 日本の建国図のラグナのアセンダントの度数は
・7度50分
 1999年のアニュアルチャートのラグナのアセンダントの度数は
・25度10分

 この1999年4月29日~2000年4月29日で一番の出来事は、東海村核燃料加工会社で国内初の臨界事故でした。これは1999年、9月30日、茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」(JCO)東海事業所で、国内初の臨界事故が発生した。転換試験棟内で大量の放射線を浴びた作業員3人が入院し、うち1人が12月21日に死亡した。JCOが科学技術庁への届け出とは違うマニュアルを作成した上、作業員がこのマニュアルさえ無視して大量のウラン溶液を沈殿槽に注いだのが原因とされた。

 まぁ、大事故は8室が優勢ですが、8室から見た全てのケンドラに生来的凶星が揃った年が1999年のドゥイジャンマー・イヤーでした。基本、ソーラーリターンはタジカシステムなのでアスペクトを見る時は、タジカアスペクトが機能しやすい。この場合だとシャトゥル・アスペクトはケンドラがヤバイ事になるのは言うまでもありません。月以外のアスペクトは、2、5、8、11室間でグルグルグルグルとタマシックなエネルギーがあふれる事になっていました。タマシックの悪さは知性の欠如として出やすい傾向がある。しかも可動なので動いてしまいます。それと仕事関連もよくなかった。

・6月の完全失業率、過去最悪の4.9%を記録
 99年は過去に例を見ない厳しい雇用情勢が続いた。総務庁の労働力調査では、6、7月の完全失業率が史上最悪の4.9%を記録し、300万人を超える人が失業の憂き目にあった。

失業率
 今までで一番失業率が高いのは、2002、2003年、それと2009年で共に5,5%ぐらいになる模様なので1999年の4.9%はピークの2002~2003年の流れに沿う感じだった模様。

 ぱっと見ですが、特別にドゥイジャンマー・イヤーがキツイとは思えない。やはり、キツイと思うアニュアルチャートは、1ー7ラインにラーフ軸が合って8室が目立つ年。このような年は本当に苦しい1年間になりやすい。ドゥイジャンマー・イヤーとは比較にならない。そのような年は「構造そのものの変化」を体験する事になる。大きな変化とは「風と空元素」が合わさる時である。
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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。