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イベントクンダリーを見ていました。日本には数々の行方不明事件がありますが、その一つの起きたであろう時刻のイベントチャートを見ていたのです。この事件はテレビで特集が組まれた事件なので相当有名らしい。事件的には「旭川市の少年」がテーマになりますが、それだけでピンと来た方がいるのではないでしょうか。

　完全ではないですが、おおよその自宅から出たとされた時刻を元にチャートを作成。

　時間的には既に10年程度の月日が経つ事件ですが、行方不明人を精査するために必要なハウスは、1、3、4、5、7、8、9室になります。一番大事なのは常に1室ラグナで決まりです。それとラグネーシュです。まぁ、イベントチャートやプラシュナチャートの場合、吉星と凶星の影響がどのハウスに出ているのかなどが重要な可能性が高いです。

　見た瞬間に気になるのが、凶星のドゥルダラ・ヨーガがラグナとラグネーシュにできている事です。具体的には
・ラグナは12室に火星、2室に土星
・4Hのラグネーシュは3室にラーフ、5室に太陽が在住。

　凶星のドゥルダラ・ヨーガはそれに関わるモノを拘束する働きが出てきます。それとラグネーシュに土星と火星のパラシャラアスペクト。一応、木星からのアスペクトも働きますが。

　ハウスで言うと3室は行方不明人の移動を意味します。仮に凶星が3室に在住する場合、行方不明人がいるべき場所から遠くへ移動した事を意味します。それを裏付けるように3室のカーリエーシャは12室に在住。ラーフは突然の事象を引き起こすグラハです。このように吉星の配置が悪いチャートの場合、家族が心からの帰還を待っているのに凶星のドゥルダラ・ヨーガが出てしまったり、吉星がドゥシュタナだったりで自宅への帰還が出来なくなっている模様です。

　4室は非常に重要で行方不明人の安寧に関与します。4室のその支配星が良い場合は、安寧していますが、そうではない場合、厳しい状態に置かれている事を意味します。
　具体的には
・4室とその支配星に吉星の影響があるなら安全に生存です。
・4室とその支配星に凶星の影響があるなら行方不明人の安寧が疑わしく、拘束されている可能性が高い。

　5室の場合ですが、凶星が5室に在住する場合、行方不明人は拘束されています。アセンダントのナクシャトラロードは12Lで5Hの太陽です。その太陽の度数がMBでもあります。

　このチャートには細かく見ないでもどうにも拘束の言葉が見え隠れしている模様です。

　全てのチャートで言える事は、MBが関与する場合、それに関わるハウスやグラハには明らかなペナルティーが課せられている事が経験的に理解できます。このチャートではアセンダントと3L火星がMBです。

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