インド占星術 惑星の強さ

ヴァルシャファラ
09 /21 2022
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
アニュアルチャートを見ていました。アニュアルチャートは、惑星の強弱により、良い結果や悪い結果がもたらされるとされています。それほど惑星の強さが重要になります。

 アニュアルチャートの惑星の強さは三つに分類できますが、最も簡単なのがハルシャ・バラです。今年(2022年)の日本のハルシャ・バラを見ると
ハルシャ
 ハルシャ表を見ると分かりますが、ハルシャ・バラは4つの要素から構成されています。ハルシャ・バラは、0~20になりますが、20は稀なレベル。上記の表で分かる事は、5~10が通常で15ユニットなら相当強いレベルになります。

 ハルシャ・バラは高ければ強い惑星になります。今年だと金星が強まる時、日本の運気が上昇する事を意味する。逆に月や火星が強まる時期は弱い時期になりやすい。

 今年のムッダダシャーですが
ムッダダシャー
 アニュアルチャートに使用するムッダダシャーは、ヴィムショッタリーダシャーの縮小版です。そのため、惑星の周期が同じになります。ムッダダシャーの金星期は、来年の春先になり、月と火星期は既に終了しています。

 ダシャーの単純な使用方法は、弱い時期は、徹底的な守りに徹する事。善行に励む時期になります。最大の努力をしてもあまり実りが薄い可能性が高い。しかし、強いグラハの時期は、徹底的に攻める事により、利益を最大化、簡単に願望が成就しやすい時期になりやすい。そのようなメリハリをアニュアルチャート(タジカシステム)が教えてくれるはずです。

 ちなみに東日本大震災のムッダダシャーとハルシャ・バラですが
2010年のアニュアルチャートを見たのですが、ムッダダシャー期は土星期でした。土星のハルシャ・バラでは10ユニットなので別に弱くはなかった。
・ムッダダシャー 土星期は2011年3月3日~4月29日まで
 ダシャーは、ネイタルのヴィムショッタリーダシャーとムッダダシャーが連動する時は強くその惑星の影響が強まります。その時期の日本の建国図のヴィムショッタリーダシャーは

Me-Ve-Sa:2011年02月25日(58歳)
Me-Ve-Me:2011年08月08日(59歳)


 連動した時期は、3月3日~4月29日のみですが、それでも強く連動してあの大乱をもたらした事になります。

 その年のアニュアルチャートは
2010.png
 ゴーチャラグラハは、ネイタルのグラハと同じハウスで交わる時、最大の影響力を発する事になります。また、ネイタルのラグナにラーフ軸が通過する時、それは突発的イベントの兆しです。また、最も厳しくなるのは、凶星に挟まって逃げ切れないグラハです。それが8Lなら確実に突発的イベントに巻き込まれるシグナルです。詳細なイベントは、ディープターンシャが重要になります。
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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。