インド占星術 アシュタカヴァルガ

アシュタカヴァルガ
09 /21 2022
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
今日の深夜だから明日の3時にFOMCの発表があるので怖くてドル円が触れない。だから、占星術を見ているのですが、アシュタカヴァルガは簡単な技法だと思います。その理由は、点数制だから。

 日本の建国図のアシュタカヴァルガですが、
ashu.png
 アシュタカヴァルガは、トランジットする惑星の影響をハウス単位で評価するときに使います。ネイタルのハウスの強さではありません。アシュタカヴァルガの総合の合計点数は、誰でも337点。それを12ハウスで分けている事になりますが、日本のアシュタカヴァルガを見ると水星が支配するラーシが弱点になり、土星が支配するラーシが強い。また、太陽と月が支配するラーシが強く、二大吉星のラーシはボチボチで火星が支配するラーシはメリハリがある。

 これらを考慮すると日本の運気の低下をもたらすトランジットは水星星座が鍵を握る事になりやすい。特に一番弱いラーシはミトゥナです。即ち双子座。もう一つがカンニャーである乙女座。

 これは戦前でも変化しない可能性が高い。潜在的に日本のラグナは、ミトゥナ近辺なのかもしれない。

 最大の弱点であるミトゥナの日本の事例です。日本は、世界でも唯一ですが、原爆投下された国です。それも二度もです。それが起きてしまったのは
広島市:1945年8月6日午前8時15分
長崎市:1945年8月9日午前11時02分

 この日時を東京を目安にイベントチャートを作成します。
gennbaku.png
 日本の建国図は1952年生まれなのですが、原爆投下はそれよりも前の時期です。それが何故かは不明ですが、ミトゥナにグラハが集まった時に人類最大の悲劇が起きた事になります。それで尚且つ、両側のハウスを凶星が囲む配置になります。それは、逃げられない事を意味し、そのキャンセルが可能なのはトリグナとパンチャブータを支配している「神のみ」です。神以外は、このトリグナとパンチャブータに縛られているので変化させる事が出来ません。

 それにしてもシャニとチャンドラのオーブの近さに驚いてしまう。一方のカンニャーも非常に弱い。特に天災に弱い事が確認済みです。東日本大震災は2011年3月11日の午後2時46分頃に発生です。

 そのトランジットは
カンニャー
端的にその時、シャニは逆行しながら乙女座を通過中だったのです。地震自体は、関東大震災の死者数が一番凄いですが、あれは、1923年9月1日11時58分に起きました。
kantou.png
見て分かる事は、乙女座の弱点を土星が現象化させる時、日本は大量死のシグナルになる事を意味している模様。それとスーリヤとマンガルのコンジャクションが重要になります。そのようなタイミングが再び巡る時、日本の国土が悲惨な目に合う可能性が高まります。

 三つほど過去の日本で起きた出来事を見てきましたが、確実に言える事は、日本の水星星座が日本の弱点です。相当弱いのだと思われます。特に乙女座の場合、どうやらグルの守護(智慧が働かない)が切れる可能性があり、双子座の場合、持続性が途絶える(忍耐力の欠如)可能性がある事が読み取れます。

  しかし、ダシャーというより、トランジットの偏りで事象の出来事が読めるという事は、その国には宿命的な行為が隠されている事を暗示しています。日本の大罪は「海」からもたらされる事を理解する必要はありそうです。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。