インド占星術 トリシャダヤとトリク・バーヴァ

ハウスについて
02 /24 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。

ヴェーダ占星術では、聖仙パラシャラによると、トリシャダヤ (3 番目、6 番目、11 番目) の主は、ダシャーに凶悪な結果をもたらします。11 番目の支配者が最も凶悪であり、3番目の主が最も悪性ではない。

 この情報で言うと日本の建国図ですが
スクリーンショット 2023-02-24 204152
 単純に見てサハジャ・バーヴァ(3室)の支配星はシャニ。ローガ・バーヴァ(6室)の支配星はシュクラ。ラバー・バーヴァ(11室)の支配星はシュクラという事になります。

 日本の支配星的にシュクラとシャニが悪い事になってしまう。実際的にマハー・シャニ期は既に終了です。時期は1986年12月8日~2005年12月8日でした。しかし、まだマハー・シュクラ期は来てはいない。時期は、2029年12月8日~2049年12月8日。

 ちなみに悪い事は起きたのかですが
・土星ー金星期で阪神淡路大震災
・水星ー金星ー土星期で東日本大震災
・水星ー土星期で新型コロナで大問題発生

 定期的に「ごつい」事が起きています。

 それにしても日本のシュクラは品位としては非常に面白い。
スクリーンショット 2023-02-24 204730
 見るとウッチャ(高揚)であり、ヴァルゴであり、ディグバラの力を得ながら、ガンダーンタとラーシサンディでもあるグラハ。それが、ジャラ・ラーシで起きているので非常に「ジャラ」に溢れている事になります。これはダシャーが来れば現象化するのは必定なのです。それとシャニはムリチュでもあるようですが、ムリチュはどうにも心身共に悪い影響が出てしまう。

 それとトリク・バーヴァの8番目と12番目の主は中立で、その結果は他のPACとの関連に依存します。6、8、12ハウスはトリク・バーヴァですが、そのうちローガ・バーヴァだけがそれ自体で悪性であり、他の2つは他のハウスに依存することを理解してください。ムリチュ・バーヴァは最も中立的なハウスで、その性質は非常に変わりやすく、したがって、良いことも悪いこともあり、それは人それぞれです。ヴィヤヤ・バーヴァもまた中立ですが、ヴィヤヤの支配星ほど敏感ではありません。

 もし、第8ハウスの主がトライン(1、5、9)のいずれかの主でもあれば、それほど有害ではありませんし、第12ハウスの主も同様で、それらは有益となりえます。もし、8ハウスと12ハウスの主がトリシャダヤの主でもある場合、それらは悪性です。

 例:蠍座ラグナの場合、水星は第8ハウスと第11ハウスの主であり、第8ハウスの主であるため中立ですが、第11ハウスを所有するため機能的凶星となり、またラグナの支配星である火星の敵であるため蠍座には悪い惑星となります。プーチン大統領は、ラオ先生の時刻修正が正しい場合、蠍座ラグナで今がマハーブダ期を経験中という事になり、彼は、悪いダシャー期を経験中という事になっています。

 彼のチャートは
スクリーンショット 2023-02-24 210025
 世界を滅ぼすような脅しを吐く独裁者は、三大吉星がトリク・バーヴァにある模様。それはラグナから見てもチャンドラから見ても同じになる模様。また、カラカムシャ・ラグナはヴリシュチカなので実質ラグナから見た配置と同じになる。D60のカラカムシャ・ラグナは、カンニャーだが、それすらも同じようになる模様。ひとまずは、ケンドラとコーナハウスではない事になる。

 これがトゥラー・ラグナ(天秤座)だとブダの影響が良くなってしまう。この場合、情報(水星)が正しく機能した可能性を感じてしまう。また、マラヴィヤ・ヨーガ発動とブダがヴァルゴッタマなので素晴らしくなってしまう。

 だらだら脱線してしまいましたが、本当は「11ハウスは、最も凶悪とされているのでしょうか?」という議題を書きたかったのですが、なんとなく終わる事にします。その彼は、ひとつ前のマハーシャニ期で力を手に入れています。それは、サハジャ・バーヴァの支配星の時期になる。これは3Lが11Hの配置が悪いという訳ではないらしい。しかし、4Lが11Hは悪い結果を生む事になる。

様々な鑑定の依頼を受け付けております。じっくり深い読み方を見たい人は是非とも私をお選びくださいませ。
↓↓↓
病気、結婚、ビジネス、キャリア、法律問題、財産、健康、負債、投資などの全ての各分野の有料鑑定の鑑定依頼は以下になります。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。