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富のヨーガを意味するダナ・ヨーガを調べていました。

　単純にラオ先生の話ではヨーガ的には三つほど説明されています。
1、1、2、5、9、11室の支配星の組み合わせ
2、月と火星の組み合わせ
3、2、6、10室（アルタ・バーヴァ）による惑星集中
　1に関しては富のハウス（2、11室）とトリコーナハウス（1、5、9）の組み合わせになっています。それとチャンドラ・マンガラは富にいいらしい。また、アルタ・バーヴァの惑星集中は必然的に富を引き寄せる模様。

　まぁ、実際は事例を見た方が勉強になります。出てきたのはビルゲイツ。

　ビルゲイツ氏は大金持ちとして世界的に有名ですが、彼のダナ・ヨーガは最高クラスのヨーガの可能性が高いですが、それには、パンチャ・マハープルシャ・ヨーガがラグナロードとして関与していた模様。彼のブダはカンニャーで23度超えなので度数的には「定座」扱いですが、強い事には変わりなし。ラグナとチャンドララグナから見てもバドラ・ヨーガを形成。

　上記の三つの組み合わせがどのバーヴァにできているのかが、ダナ・ヨーガの真の価値として出てきそうです。彼は4ー10ラインで1ー2、1ー11、2ー11のダナ・ヨーガの組み合わせができている事になる模様。また、4ー10ラインでチャンドラ・マンガラヨーガ。アルタ・トリコーナである2、6、10室での惑星集中はないですが、そのラインは、4ー10ラインで抜け目なく、必ず2、11室の支配星が関与している模様。

　彼のグラハの品位としては
・水星は定座（度数的に）
・金星は定座（度数的に）
・土星は度数的には28度超えなので抜けていますが、高揚。

　彼の幸運性は、ズバリトリコーナの支配星が全て強く、ケンドラかトリコーナに在住している事にある可能性が高まります。

　面白い部分としては、ニーチャ（減衰）グラハがラーフとケートゥ、それとスーリヤという事になります。どの程度、キャンセルするかは調べないと不明ですが、弱い部分は、トリコーナの支配星の強さでカバーし、特にラグナロードの強さがポイントになる模様。

　バーヴァはいつでも強いのはケンドラである。次がパナファラである。最後がアポークリマになる。彼のトリコーナの支配星はケンドラとパナファラにしかない。それと世界的な方ではあるのですが、実はヴァルゴッタマ惑星はなしというチャートになっていました。ナヴァムシャで定座以上の惑星はゼロでした。

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