インド占星術 引っ越しの多いダシャー期

D4(Chaturthamsa 住居・運)
03 /31 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
適当にチャートを見ていました。大概は時刻修正のネタとしての分析です。

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 引っ越し関連はD4ですが、このケースは海外への引っ越しのケースになります。この場合は、7、12室、その支配星、ラーフが関与するとされていますが、遠方の9室も関与します。

 この人は9歳で海外に引っ越ししていますが、原因は父親の仕事の影響がある模様。時期は、土星ー月期でした。

【Sa期 1990年01月(-3歳) - 2009年01月(16歳)】
■Sa-Sa期 1990年01月(-3歳)~1993年01月(0歳)
■Sa-Me期 1993年01月(0歳)~1995年10月(3歳)
■Sa-Ke期 1995年10月(3歳)~1996年11月(4歳)
■Sa-Ve期 1996年11月(4歳)~2000年01月(7歳)
■Sa-Su期 2000年01月(7歳)~2000年12月(8歳)
■Sa-Mo期 2000年12月(8歳)~2002年07月(10歳)
■Sa-Ma期 2002年07月(10歳)~2003年09月(11歳)
■Sa-Ra期 2003年09月(11歳)~2006年07月(14歳)
■Sa-Ju期 2006年07月(14歳)~2009年01月(16歳)

・土星は7室を支配して12室に在住。ディスポジターは12Lの月です。
・月は12室を支配し、8室に在住。ディスポジターは7室に在住する木星です。
 今回のケースは、ラーフが絡みませんが、サブサブダシャー自体は不明です。

 父親の影響とありますが、火星は月にアスペクト。土星は火星にアスペクトしています。

 D1ですと
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 海外への引っ越しは父親の影響ですが、ラーシだとそれが明確に出ている事になります。土星は9室に在住です。太陽も同じです。太陽から見た9室の支配星すら9室に在住です。また、この土星は、ラーフ、7室と12室の関与がありません。あるのは強い9室だという事になります。移動には7、12室も機能しますが、9室も影響が出る事が分かります。

 12室の影響があるのはサブダシャーの月で8室から7、12室を支配する火星のアスペクト。配置とダシャー的に3ー4ー9室の絡みです。12室やラーフや8室に集中している。土星は4Lと共に3室にアスペクト。月は3Lです。ディスポジターは4室に在住で12室にアスペクト。

D60ですと
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 この方は女性のチャートですが、言える事は、土星は三つ全てで「可動星座」が使用されている事が判明。この方は、マジで土星期は海外へ引っ越ししまくりです。全て原因は父親の仕事です。

 なんだかんだで海外引っ越しのロジック(7、12室、その支配星、ラーフ)は実際に機能している模様。
・土星は7Lです。3Hで12Lと12室にアスペクト。
・月は12Lです。ここで初めてラーフの絡みがあり、月は5室からラーフにアスペクト。

 今回のケースだと土星は常に可動星座に在住し、月は常に柔軟星座に在住。動き自体が常に可動星座の方が「可動」ゆえに激しいのは確実です。まぁ、月が8室の影響を受けているのですから「楽しい引っ越し」とは程遠い事が読み取れます。

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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。