インド占星術 解脱の障害はとにかく手強い

神秘学
05 /28 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
インド式の占星術には、輪廻の教えが含まれていますが、人は生まれたら殆ど100%の確率で死にますが、それが自然の摂理になります。死ぬのは当たり前ですが、中には二度と輪廻をしたくないと考える人々も存在します。ただし、解脱するには数々の障害が待ち構えています。その障害をアリシャドヴァルガと言います。

 アリシャドヴァルガとは、6つの敵という意味でその敵とは、カーマ、クローダ、ローバ、モーハ、マダ、マーツァルヤになります。
カーマ=欲望
クローダ=怒り
ローバ=貪欲
モーハ=愛執
マダ=高慢
マーツァルヤ=嫉妬

 輪廻自体は四つの生き物のどれかに生まれ変わるとされています。それは、アンダジャ、スウェーダジャ、ウドビッジャ、ジャラーユジャで人間はジャラーユジャに含まれます。ジャラーユジャとは、哺乳類を意味しています。

 死期に関してはマーラカが作用します
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 この男性の死期は、土星ー金星ー火星期でした。どのようにマーラカが作用したのかをご自身で判断してくださいませ。D1、D9共に明確にマーラカの影響が出ています。

 トランジット的には分離のケートゥ(死期の時、N木星の真上を通過中)、収縮の土星(死期の時、2室山羊座を通過中)が作用するとされています。ジャイミニ的にはAKの維持ができなくなる時が、死期になっています。チャラダシャーの死期は、2室マーラカの山羊ー山羊期となっており、AKは山羊座にアスペクトする金星でした。

 ちなみに次々と誕生を移動するのはリンガ デーハになります。日本語的には微細体です。これが、次々と誕生を移動する、即ち輪廻をもたらしている事になるのです。仮に自殺したとしてもそれは肉体=粗大体の破壊だけなのでリンガ デーハ=微細体が破壊された事にはならないので次々と誕生を移動するのは明白になります。ただ、今世で粗大体の破滅を自身で招いたので輪廻をすると必ず似たような状態を体験してしまう事になります。その時、様々な意味で弱い場合、同じ過ちを犯す可能性が高まり、魂的に学んだ場合は、踏みとどまり、魂的に強く成長する事になります。この場合、霊的な意味での成熟度が何より重要になりそうです。

 粗雑な五元素で出来た肉体は死にますが、リンガ デーハを簡単に解釈すると「心」は死にません。そのため、この「心」を真髄まで極めた達人が聖仙達になりますので至高の魂達の教えを真摯に学び必要が出てくる事になりそうです。その一つの教えが、インド式の占星術になります。

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コメント

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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。