インド占星術 プララーブダ(宿命)

神秘学
06 /05 2023
 親愛なる読者の皆様、いつも訪問をありがとうございます。
日々、チャートをみていますが、インド式の占星術には、完全に輪廻の思想が息づいている事になります。

 清水先生が翻訳したラオ先生のカルマと輪廻転生の本に書いてあったのですが、ホロスコープのヨーガは、出生時、ジャンマ・ラーシ、ジャンマ・ナクシャトラと同様に、プララーブダ(宿命)を如実に表しているといいます。

 一番簡単な事例ですが、減衰する惑星についてそれが支配するハウスと在住するハウスを見る方法があるといいます。それは、ニーチャ(減衰・粗悪さ)の所在を表すといいます。ニーチャは行為として粗悪さに繋がっていた事を意味しています。支配するハウスに関する低いモラルを、在住するハウスにももたらすといいます。それが何で、どうやって改善させていくのか、そしてそれを相談者に伝えるのかを、どの占星術家もよく理解していないとされています。

 逆に考えるとですが、ニーチャの行為とは、低いモラルが根底にあるらしい。そのため、ウッチャ(高揚)は、高いモラルが支配するハウスと在住するハウスに存在する事を意味しているのではないかと認識しました。

 より単純化しますとニーチャが絡む時は悪業に繋がりやすく、ウッチャが絡む時は善業に繋がりやすいのではないでしょうか?

 そう考えると日本の建国図は因果として思えない。ニーチャとウッチャが一つのハウスに存在するのだから。
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 ニーチャの惑星は双子座と乙女座を支配していますが、試しにアシュタカヴァルガを見ると
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 確かに見ると点数的に双子座は20点、乙女座は23点で低いモラルが内在している可能性があります。特に双子座がやばい。土星の点数ですがなんと「0」点という恐ろしくやばい点数を叩き出している模様。

 このラオ先生の教えを考えるに常に高いモラルに執着する事により、人はニーチャの影響から少しでも抜ける事が出来るのではないかと考えました。人生で重要なのは常に高いモラルかも知らません。ただ、それを破るように促し、囁きをもたらすのが内在するアリシャドヴァルガで決まりになります。人は、それにより、なかなか高いモラルを守る事ができません。

 人の最大の敵を聖仙達は、凶星などではなく、アリシャドヴァルガと見ていました。凶星はその反映でしかありません。

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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。