5つの鞘の性質

アーユルヴェーダ
07 /06 2016
親愛なる読者の皆様、日々拍手を頂ましてありがとうございます。
このブログはインド占星術系のブログではありますが、本質は「ヴェーダにあります。


この「ヴェーダ」の教えが根幹としてインド占星術も成り立っていると考えています。
まず、人間と人間以外の生き物の一番の差は何でしょうか?


それは「ヴェーダ」の教えにある「五つのに他なりません。
人間には「食物の、生気の、心の、理知の、至福のが内在していますが、他の生き物は最初の「食物の鞘、生気の鞘、心の鞘」を備えるのみになります。


この影響ゆえに生物は、有害で無価値なものを識別して取り除くことができる知性によって動かされているのではなく、本能と衝動によって動かされています。本能と衝動はラーフだったり、火星だったりが絡んでくる事になりそう。


この五つの鞘にはそれぞれ三つの性質を有しています。

食物の鞘は飢え、渇き、眠りの性質があります。
生気の鞘は吸う、吐く、動くという性質があります。
心の鞘は思考、無思考、内省の性質があります。
理知の鞘は知性、識別力、英知の性質があります。
至福の鞘は慈愛、歓喜、至高の喜びの性質を有しています。



人間の身体とはヴェーダ的には五つの鞘に覆われたアートマに他ならないとなります。鞘の流れを見ていくと食物が最も重要だという事が分かると思います。

体または食物の鞘は主として食物から派生し、私たちが飲む水の精妙な部分は生気の鞘を作ります。水の粗雑な部分は尿として排泄されます。食物の鞘と生気の鞘は、ほかの三つの鞘の基礎となります。その三つの鞘とは(心の鞘)、(理知の鞘)、そして、(至福の鞘)です。



という感じですが、実際の人生は惑星配置とトランジットの組み合わせで様々な事象に巻き込まれる事になります。それを星読みは手練れになると先読みが可能になったりします。日本の流れを例題に簡単に見ていくと
2020年の東京五輪ですが情報では2020年7月24日から8月9日まで日本の東京都で開催されるという。この時期、世界は日本を中心に回ると考えてもいいのかもしれません。


この場合、ダシャー的に頂点に位置する10室の影響があるダシャー期になる可能性があります。マンデーン的にはスポーツは5室かな。

ダシャーを見るとマハーが7&10室支配で4在住の水星期。
アンタルは2&3支配で10室在住の土星期
プラティアンタルはあんたると同じで2&3支配で10室在住の土星期になります。



まぁ、当たり前ですが、主役になるには最も強いハウスである10室の力が必要になりますが、見事に全て10室絡みのダシャー期になっています。


次に2020年7月24日の正午のトランジットを見ると
キャプチャ

日本のラグナは射手座ラグナなのでラグナロードは木星。
その木星は逆行してはいますがヴァルゴッタマ。そしてアートマカラカでもあります。


日本は主役の時期に逆行してはいますが、主星がラグナ在住となっています。
他を見るとラーフ軸が1-7ラインに来ており、8室と9室の星座交換。


6室金星は定座で強く、7&10支配の水星も定座で強い。
土星はラーシ&ナヴァムシャ共に逆行していますが、定座以上の惑星配置と端的に濃いチャート型になっています。


という感じで取りあえず、この時期は木星が強いトランジット時期なのは間違いなさそうです。これが惑星の影響そのものになります。それが分かると人は踊らされている事が分かります。


人間は「心の」以上のレベルに達しない限り、ほぼ惑星の影響そのものの人生になると惑星が囁いています。


今月のグル・プールニマーの日以降に無料鑑定を始めます。あなたも星の囁きを知り、人生の航路図を手に入れて下さいね。私は修行の身なので無料鑑定になる次第です。
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ナーラーヤナ

相当適当に記事を更新中。インド式の教えは深奥なのでコツコツ学ぶのが一番です。それとリシの生き方を調べると勉強になると思っています。その一番は、至高のグルの一人であるヴィヤーサ仙ではないでしょうか。